ここ最近天気も良くて、学生さんたちの自転車通学も気持ちよさそう…
と、ふと思い出した昭和の出来事。
私が素朴な田舎の女子高生だった頃のお話。
友人のA子は見た目大人しい感じだけど、中身はめっちゃ芯が強く体育会系。
私たちはいつもバスで学校から駅まで一緒に帰り、そこから各自、自転車で帰宅してました。
「ばいばーい❗️またね」
駅でいつものように私と別れたA子。
自転車で1人街中を抜け、川沿いのひっそりとした道をひた走るA子。
向こうから黒い服を着た男が、同じように自転車で向かってくる。
道は車が一台通れるほどの幅だけど
(充分すれ違えるよね)
鼻歌まじりにのんびり自転車を漕いでいたA子。
すると、すれ違い様いきなり相手の手がA子に伸びた。
「え?え?え?」
混乱しつつ
(痴漢だ❗️)
驚いて急ブレーキをかけたA子。
後ろを振り向くと、数メートル先に同じく停まって振り返り、じっとA子を見つめる黒服の痴漢。
にらみ合った状態の時間はきっとほんの数秒。
でも、やたら長く感じたと言う。
そして、黒服の痴漢はおもむろに自転車の向きを変えた🚴
え?戻ってくる?
長くなったので、この続きは次回に。



