女子高生vs昭和の痴漢 前編 | 3兄とおちびとおかん。医系男子3人とハーレー乗りの長男とおかんのお話

3兄とおちびとおかん。医系男子3人とハーレー乗りの長男とおかんのお話

ハーレー乗りのおお兄。
臨床工学技士のちゅう兄。
病院薬剤師のちい兄。
国立大医学部のおちび。
4兄弟の成長の日々と子育てが終わった母の人生のつぶやき。

ここ最近天気も良くて、学生さんたちの自転車通学も気持ちよさそう…


と、ふと思い出した昭和の出来事。

私が素朴な田舎の女子高生だった頃のお話。




友人のA子は見た目大人しい感じだけど、中身はめっちゃ芯が強く体育会系。

私たちはいつもバスで学校から駅まで一緒に帰り、そこから各自、自転車で帰宅してました。



「ばいばーい❗️またね」

駅でいつものように私と別れたA子。


自転車で1人街中を抜け、川沿いのひっそりとした道をひた走るA子。

向こうから黒い服を着た男が、同じように自転車で向かってくる。



道は車が一台通れるほどの幅だけど

(充分すれ違えるよね)

鼻歌まじりにのんびり自転車を漕いでいたA子。


すると、すれ違い様いきなり相手の手がA子に伸びた。


「え?え?え?」

混乱しつつ

(痴漢だ❗️)

驚いて急ブレーキをかけたA子。


後ろを振り向くと、数メートル先に同じく停まって振り返り、じっとA子を見つめる黒服の痴漢。

にらみ合った状態の時間はきっとほんの数秒。

でも、やたら長く感じたと言う。

そして、黒服の痴漢はおもむろに自転車の向きを変えた🚴


え?戻ってくる?


長くなったので、この続きは次回に。