「バカじゃないの」
と言いつつ照れるキムタクにちょっと可愛いなとか思ってしまったユカ。
人の可愛い面て、見つけるとちょっと嬉しくなりません?
もっと発掘したーいってニヤニヤしちゃうんですよね。
私「やっぱりよく言われるんですか?^ ^」
キムタク「まぁね」
ん???
なんだその勝ち誇った顔。
当然だろ、って心の声が大音量で聞こえてきますけど。
まぁ、気付きますよね。
日頃から幾多の “ Cawaii!! ” を発掘してきた私ですから。
あぁ、彼の “ Cawaii!! ” は、
霊長目マス◯ーベーション科
の可愛さだわ、と。
説明しましょう。
霊長目マス◯ーベーション科とは・・・
聞かれてもいないのに自慢話や武勇伝を繰り広げ、自分の言葉にさらに興奮していよいよ制御が効かなくなり相手不在のままひとりで勝手に盛り上がる種族のことを指す。
主な出没場所…繁華街
出生率…男40人に1人の確率だがアルコールを摂取することで豹変するケースも散見される
ではサンプルをご紹介しましょう。
↓ ↓ ↓
キムタク「俺、毎年新卒の子みんなからカッコイイって言われる。キムタクに似てるって」
「なんで結婚しちゃったんですかって泣かれたこともあったなぁ」
「飲み会とか、俺がいないと女の子が来ないらしいんだよね(笑)同僚に飲み会はお前ありきだからとか言われて(笑)」
「これマジ、みんな俺のこと大好きなんだよね!!」
「嬉しいんだけど、正直かなり迷惑(笑)(笑)」
うん。
楽しそうだね^ ^
私はこの科、嫌いではないです。
だってひとりで興奮してひとりで気持ち良くなってくれるからね、ラクですよ。ニコニコしてうんうん頷いてりゃいいからね。
それだけで私のポイントはうなぎ登りですわ。
まぁ、パートナーにはなりませんけど。
せっかくキムタクから結婚というワードが出てきたので当時の話を聞いてみました。
私「奥さんはどんな方だったんですか?」
キムタク「俺にすげぇ尽くす女だった。だから結婚したんだけど、重くなっちゃったんだよね。」
私「えっ」身勝手なやつかよ
キムタク「だって毎日俺の携帯チェックするし女の子と2人で飲みに行くなんて絶対無理だったし。だから今度は対等でいられて、お互いがどこで何をしてても関心を持たない自立した関係を結びたいと思ってる」
何言ってんだコイツ。
関心を持つ持たないと自立ってイコールなの?ベクトル違くない?
日本語不自由なの?
私に理解力がないの?
これに限らず、彼の言ってることの半分はさっぱりわかりませんでした。
あと、奥さんの料理が不味かったとか話してたのは嫌でしたねー。
別れた奥さんや元カノを悪く言うってなんかね。
初対面は40分から1時間て決められてるけど、結局2時間半その場にいました。キムタク、フィーバーしちゃったからね。
さぞ気持ちよかったでしょうよ。
私は疲労困憊だよ。
駅までの帰り道、キムタクからお酒は好きかと聞かれました。
キムタク「カクテルを美味しく作ってくれるバーがあるんだ。今度行こうよ。次の金曜暇?」
・・・。
私には、社交辞令の笑顔が何パターンかあります。
☆120%の笑顔で「そうですね(棒」
→ 男)誘って大丈夫そう
☆100%の笑顔で以下同文(よく使う)
→ 男)うっ、どっちだどっちだ!?いいのかダメなのか!?
☆80%の笑顔で以下同文
→ 男)ダメかぁ(苦笑) ※しかし人によっては果敢に攻める
基本、この3パターンのどれかなんですけど。
キムタクからバーを提案された私は疲れていたのもあり、
「そうですね(棒」←50%の笑顔で
もはや不快感を覚えさせるレベルで応えていました。
しまったと一瞬焦りましたが、まー仕方ない!だって疲れたもん!ニコニコしたもん!
キムタクと別れたあとの解放感は格別だったなーーー。
それから一週間が経ち、
キムタクのことなんかすっかり忘れ婚活に励んでいた私に相談所の担当さんから一本のメールがきました。
活動の現状をヒヤリングさせてくださいという内容と共に、先週のキムタクさんとの面談の件で確認したいことがあると添えてありました。
つづく