こんにちは!
長らく放置してましたが、院の入試を無事終え、日常が戻ってきましたよ~!

さて、気は早いですが1月には卒業試験がありますが、その試験で弾く曲を先生とご相談しました。やっぱり現代曲でリズムっぽい方が私の良さが出せるね、という事で候補に挙がったのが今回の特集(笑)ジャン・ギユーです!

ジャン・ギユーはパリで大活躍したオルガニストです。1930年生まれですから今は85歳のおじいちゃんですが、超絶テクニックは健在だそうです。パリ中心部にあるサントゥスタッシュ教会でオルガニストを務めていましたが、今年、52年に及ぶオルガニスト生活を引退し、2人の若手に席を譲ったそうです。
なんとこの人、コンセルヴァトワールでデュプレとデュリュフレとメシアンに習っているのです!なんと羨ましいことでしょう!!笑

即興の名手としても有名で、ピアノも弾きます。神様はどれだけ才能をお与えになるのでしょう…ずるい。笑

彼の作品はとても面白いものばかりで、the現代音楽、といった感じ。それでもきちんと形式や音組織を意識していて、音は現代ながらもまとまりのある作品が特徴です。こう見ると各師匠の影響受けまくってますね。笑

彼は新しい試みをたくさん行っていて、中でも有名なのが「オルガンの国のアリス」です。
ナレーター付きの作品で、フランス語が美しく茶目っ気を含んで語りますが、音楽は一聴すると どこがアリスなんだよ!という感じです(笑)ディズニーのアリスのイメージは捨ててください(笑)

もう一つ面白いのが、「オルガンの戯れ」です。もう、どっかで聞いたことある名前ばっかりですよね(笑)
こちらはオルガンの色々な音色を駆使した作品。笑っちゃうような曲もありますが、さすがは名物オルガニスト、オルガンの事をよーくわかって書いている事がわかります。

また彼はオルガンへの編曲も手がけています。ムソルグスキーの「展覧会の絵」はコンサートなどでも多く弾かれます(これが超~~~絶難しくて…これをまともに弾き切れるのはH江先生くらいだと学生の間で話題です笑)し、プロコフィエフの「3つのオレンジへの恋」(高校の音楽史の授業でビデオで観てげらげら笑ったのが懐かしいです)なども編曲しています。

さて長くなりましたが、私もギユーさんのように…はさすがに無理ですが色んな新しい試みができるオルガニストになりたいものです。頑張ろう!
こんばんは!
いよいよ来週に本番を控え、オケ練などが本格化してきました。
昨日は芸祭コンサートで合唱とのコラボ演奏をする後輩のリハを見に行ってきました。11月に、同じような編成で新曲初演に携わらせていただくので、その勉強も兼ねて…。それから芸祭の次の週には先輩のコンチェルトのアシスタントをするので、その練習にも。(オケ合わせはまだですが)

オケや他楽器との共演が私にとってとても大事なものである事は今までも書いてきましたが、まだまだ経験不足な私には一つ悩みがあります。

それは、他楽器との発音の速さの違いです。オルガニストはもちろんみなさんに背中を向けていますから、指揮者の動きをモニターや鏡で見て動きます。そうすると、0コンマ数秒の動画中継の遅れ、さらには他の楽器よりも発音が遅いことで、他の楽器の音を聴いてしまうとどうしても音楽が遅れてしまいます。
特に、大きく響きの豊かなホールであればあるほど…

こればっかりは経験以外の何物でも克服できないのでしょうね…。離れた所で演奏する経験を積みたいものです。音量バランスもしかり。他の楽器をかき消さずに良いアンサンブルをするには、音組みもとても大事です。

私の耳が移動式で、ホールの後ろに飛んで行って聴いてくれたらいいのに…と毎度思います(笑)(◯リー○ッターか何かにこういうの出てきた気がする 笑)

またすっかり空いてしまいました…

さてここ最近、オーケストラの中で演奏できる機会をいくつかいただける事が決まりました。オケ大好き。万歳。

オーケストラの曲の中でオルガンが入っているものって、有名なオルガン付きのような規模の大きな交響曲はむしろ珍しいんですね。
大抵は、ほとんどがレクイエムです。まぁ元々教会のための楽器ですから、レクイエムの編成に入れるのは全く自然ですね。というわけでオルガニストにとってはレクイエムはとってもありがたいです。死者のためのミサなのでありがたいとは大声で言えませんが(笑)でも美しい曲が多いのでやはり素晴らしいですね。

ちなみに三大レクイエムといえばもちろんモーツァルト・ヴェルディ・フォーレですが、私の勝手な三大レクイエムはフォーレ・デュリュフレ・ブリテンでしょうか。(タイプは違いますが)いや、三善晃も武満徹も捨てがたいかな(笑)あとはシュニトケも素晴らしいし、個人的にはペンデレツキの「怒りの日」も面白いです。
フォーレ、デュリュフレ、もといレクイエム元来の意義はキリスト教的な死そのものへの思い、神への信頼を表していると言えますが、ブリテン以降それこそシュニトケや三善などは、反戦の意を込めたレクイエムなのでしょう。これらは以前のレクイエムと違い、聴くのにとても体力と気力が要りますが、その戦争の悲惨さを伝える威力は絶大です。

今回乗せていただく事になったのはフォーレです。もう発狂するレベルで良い曲。特にアニュス・デイとインパラディスムは毎度吐き気を催すほど美しい(笑)
このフォーレのレクイエム、死の恐怖を表していないと批判されたそうで、死の子守唄とも言われているそうです。和声的にもとても柔らかく、フォーレ終止を多用したずっと漂うような曲想が特徴的です。フォーレにとって死は永遠の解放なのだそうで、キリスト教としての死を表現するにはふさわしいのではないかと私は思っています。

ちなみにデュリュフレのレクイエムはこのフォーレのレクイエムに、楽曲構成などをほぼ則って作られていますが、これも素晴らしい。フォーレの聴きどころはピエ・イエズ以降に集まっていると思うのですが、デュリュフレの聴きどころは全部です(笑)私はキリエを涙無しに聴けた試しがありません(笑)
デュリュフレのレクイエムは死ぬまでに絶対にオーケストラの中で弾きたいと思っているので、演奏予定のある方はぜひぜひご連絡ください(笑)