ご無沙汰しております、

ゆらのとです照れ




2017年の7月。

子宮頸がん再々発により、

都内の「がん専門病院」に転院。




骨盤内の全ての臓器を摘出し、

同時に直腸や肛門、膀胱に替わる

排泄機能として

2つのストマ(排泄口)を造設する



という、

たいへん大きな手術を受けてから、

今日で7年が経ちました。








ピンク薔薇




ブログの更新も

途絶えがちになっているため

ご心配下さる方も

いらっしゃるかもしれませんが、



私は

元気ですニコニコキラキラ




先日、

定期検診を受けてきたのですが

何も問題はありませんでしたおねがい星




主治医も再発はもう、

ほぼ心配していない様子で

検診も「念のために」という程度。




不安と恐怖でいっぱいだった

7年前の夏は、

すっかり遠いものになりました。




もちろん

ダブルストマになった体は

不自由や制約が多くあります。

そしてそれは「治る」ということはなく

一生、

付き合っていかねばならないものです。




自分の体を見つめて

「つらいなショボーン」と感じることは

今でもあるし、

これから先もなくなりはしないでしょう。




ピンク薔薇




ブログからすっかり遠ざかった私ですが

今でも時々、

私と同じ手術を受ける

もしくは医師から提案された、

という方から

ご連絡をいただくことがあります。




この手術が視野に入るというのは

かつての私と同じく、

再発を繰り返すなど

かなり深刻な病状である方がほとんどです。




大きな手術、そして

「ストマ」という聞き慣れないものに

不安をつのらせ、

すがるような気持ちで私のブログを探しあてた、というような言葉を何人もの方から

いただきました。




声をかけて下さった方には

私の知りうる限り

何でも質問にお答えしています。




そして多くの方に


「ゆらのとさんが

元気でいてくれることが希望です」


と言っていただきました照れ




それは

私にとって何より嬉しく、

ありがたい言葉です。




どれだけ真摯に質問に答えても

私には、

本名も知らないその方の

無事を祈ることしかできません。




けれど、私が

7年もの長期にわたって

再発なく、

生きている。




その事実が

誰かの希望になる。




そのことがまた、

私自身が

この体と共に

生きていく希望となっているのですおねがい




ピンク薔薇




今までのブログで

幾度か書いてきましたが、

何度でも言いたい。




私は元気です。

再発もしていません。

そして、

7年前に手術を受けたことを

1度も後悔したことはありません。





現在47歳、

あと倍は生きるつもりだよ~泣き笑いキラキラ





ピンク薔薇




最後に、

本を1冊ご紹介指差し





『私の盲端』



こちらは

2年程前に読んで、その時に

アメンバー記事で1度書いたのですが

改めて公開でご紹介させて下さいニコニコ



ストマを持つ若い女性が主人公で、

その身体感覚をとても鮮烈に描いた

作品です。



ストマから便が排出される感覚など、

かなりリアルに描かれています。


生々しい描写の数々に、

ストマを持つ私も

かなり驚いた記憶がありますびっくり


ストマのことをここまで取りあげた小説は

多分初めてでしょう。


文学としての内容はなかなか刺激的



作者の朝比奈 秋さん

は現役の医師でもあり、

先頃『サンショウウオの四十九日』にて

芥川賞を受賞されました拍手キラキラ



芥川賞作家となると

過去の著作もまた注目されますので、

この作品を手にとる人が増えて

ストマというものを知る人が

1人でも増えたなら、嬉しいです照れキラキラ




ちなみに、

芥川賞と直木賞の選考会が行われる

たいへん有名な料亭は、

私の通う病院のすぐお隣にあるのです病院指差し



不安に満ちた7年前、

料亭の門をしげしげと眺め…

文学好きとしてそのことだけでも嬉しかったなぁニコニコ




ピンク薔薇




暑い日が続きますね。

7年前の夏は雨が多くて、

こんなに暑くはなかったなぁと

懐かしく振り返ります。




皆さま、

どうかご自愛下さいませにっこり星