日日是好日

日日是好日

仕事から少し離れて生活を整えようと思った矢先、実家の父が認知症と診断。とうとう大好きな両親がダブル認知症に。
毎日小さな幸せを見つけることができるよう、一日一日大切に生きていきたい。

4月はA子の14歳の誕生日がありましたバースデーケーキ



Y子とA子が飾り付けをしました指差し

今って100均でこんなの売ってるんですねルンルン

英文字が入った「メッセージバルーン」(これは300円だけど13個も入っててお得)数字やハートの「フィルムバルーン」を使って合計600円。


家族でハッピーバースデーを歌って
お祝いをしました照れ

今こうやって
皆で楽しくお祝いできていることに感謝キラキラ


というのも14年前
A子が生まれた時は大変でした。

A子の出産はY子と同じく
実家近くの病院で
里帰り分娩を予定していました。

その時はフルタイム勤務だったので
Y子を保育園に預け
午前中に妊婦健診に行き
午後から出勤というハードな予定。

実家の母も病院に来てくれ
健診が終わったら
母が作ってくれたお弁当を
一緒に食べる予定でした。

母と病院前で待ち合わせをして
いつも通り受付後に検尿。

この時、和式トイレしか空いてなくて
妊娠35週の大きなお腹で
しゃがめるかなぁ。。。と思ったのを
覚えてますチュー

無事に採尿し立ち上がった瞬間に
ドドッ
と結構な量の出血アセアセ

Y子の時も少しの出血はあって
すぐに受診したけど大丈夫だったので
同じ感じかな。。。
問診の時に言えばいいか
と軽く考えていた私。

「変わったことはないですか?」

「体調は変わりなくいいんですけど、さっき検尿する時に結構いっぱい出血して。大丈夫かな?」

「えっガーンすぐに先生に診てもらいましょう。」

診察開始前でしたが
すぐに先生が来てくれ診てもらうと
診断は常位胎盤早期剥離でした。

常位胎盤早期剥離とは、正常な位置にある胎盤がお腹に赤ちゃんがいるのにも関わらず、何らかの原因ではがれてしまうことをいいます。赤ちゃんがお腹の中にいるのに胎盤がはがれてしまうと、赤ちゃんに栄養や酸素を届けることができなくなります。また、胎盤がはがれる時に大量に出血することも多く、妊婦さんが死亡する主な原因のひとつとなる病気です。

もし、これが健診日の病院でなければ
私はきっと様子をみてから
必要があれば病院に行けばいいかなぁ
くらいに思っていたと思います。

後から主治医に
「間一髪でしたね。」
と言われた時に
手遅れにならなくて本当に良かった泣
と出産は命がけなのだと
改めて思ったのでした。



常位胎盤早期剥離ということがわかり
主治医から
「今からすぐに赤ちゃんを出しましょう。」
と言われても

「え?今から生むってこと?」
と状況がわかっていなかった私。

胎盤剥離がどういうことなのか
赤ちゃんが危険な状態にあるってことも
全然わかっておらず
言われるがまま
車椅子に乗せられ病棟へ。

そこからはベッドの上で
レントゲンを取ったり
帝王切開の準備が進められました。

緊急手術のため
病院から連絡があったTさんも
急いで病院に駆けつけました。

あっアセアセ
まだ産休の手続きをしていない

ギリギリまで働いて
産休に入る予定だったので
総務に届けを出していなかったガーン

それに今日も病院の後
仕事に行く予定にしていたので
職場に連絡をしないとアセアセアセアセ

周りで慌ただしく手術の用意をしている中
私は電話をかけさせてもらいました。

「nocoさん、もう病院終わったの。今から来る?早いね〜」

「実は胎盤剥離で今から生むことになりました。産休の手続きもできてないのに、すみませんお願い


手術準備が整いあっという間に手術室へ。

局所麻酔で手術が始まりました。

麻酔で肩から下の感覚は無く
傷みは全くありませんでしたが
明るい手術室で
先生達の声と手術の音を聞きながら
不安でいっぱいでした。

まだ臨月に入る前の35週。
1ヶ月早く生まれたらどうなるんだろう。

胎盤が剥離してしまったことで
赤ちゃんに影響はないんだろうか。



そうこうしているうちに
びっくりするくらい元気な産声が聞こえてきました。

大ベテランの主治医が

「私が取り上げた中で5本の指に入るくらい、大きな声の元気な女の子ですよ」

それを聞いた時
笑いながら涙が流れました。

A子は正午(12時ちょうど)に誕生。

なんだか生命力あふれるA子らしい爆笑




この時は予定より早く
それもいきなり
Y子を実家で預かってもらうことになり
本当に父と母にはお世話になりました。

感謝の気持を伝えつつ

「14年前はこんなこともあんなこともあって
大変やったねー」

と話をすると

「そうやったかな?覚えてないアセアセ

母の記憶からは
消えてしまったようです。

とても淋しいことですが
大切な大切な思い出
私が覚えているから大丈夫虹