先天性心疾患。難病指定。

わたしの世界には、全く関係ないと思ってた。


主治医の先生が異常を見つけてくれてから、その産院で月に1度行われている胎児エコー外来の受診が決まった。

『赤ちゃん 心臓の部屋が3つ』

その日から携帯で何度も検索したこの言葉。

高校の頃生物が大好きだったわたし。一時看護学部を目指して受験勉強をしていたせいで下手に知識があった。そのせいで、より高まる不安。


検索結果はどれも、同じ。
チアノーゼが出る比較的重たい疾患。『予後不良』

『ヨゴフリョウ』

頭のなかをかけめぐるこの言葉に、涙が止まらなかった。

職場で言われる『元気な赤ちゃん産んでね(*‘ω‘ *)』何度も胸が押し潰されそうになった。悪気はない、むしろ好いてくれてるからこそのコトバ。



『胎児エコーの所見では、診断までには至らない』

とされていながらも、胎児エコー外来診察の日担当の先生に聞いてみた。
先生からの診断は『左心低形成症候群』

とにかく、出産後すぐに赤ちゃんの治療が必要ということで紹介状が用意されました。