話題の映画『天使と悪魔』を見てきました。




あれだけ長い原作(なにしろ文庫本で上中下1000頁超)を
2時間20分に良くぞまとめたなっていうのが、正直な感想です。
原作『天使と悪魔』→ http://ere.0oo.be/


原作の最大の見所である暗号の謎解きを大幅に端折って、
(この謎解きが歴史的事実と対を成すところが作者の主張)
シンプルなサスペンスにまとめたのが正解でしょうね。


そう「信仰」がテーマではなくて、時間との競争、
犯人探しが主軸で、そこにエッセンスとしてバチカンの謎
(というほど本作では大げさなものではないけど)を
トッピングしたエンターテイメントなんですね。


その分、小説ほどのリアリティはありませんが、
映画の影響力は小説以上ですから、あんまり無茶な仮説は
多くの信者をかかえるカソリックにとって面白いことではないでしょう。


その点で、あの程度の内容に納めたのは正解だったと思います。


それに歴史遺産を見るだけでも映画を見る価値がありますよ。
是非、一度映画館に足をお運びください。


その後で原作を読むとより映画への理解が深まるかもしれませんね。
『天使と悪魔』→ http://ere.0oo.be/


最後まで読んでくださったあなたに、全ての良き事が雪崩のごとく起きます。