トランスフォーマーのシャイア・ラブーフが主演の『ディスタービア』


彼のお母さんはなんと!あのマトリックスのヒロイン、
トリニティのキャリー=アン・モス がやってます。
まぁ、2作目以降急に老けたから、こっちが相応なんでしょうけどね。

それはともかく、ストーリーは敬愛する父親を自分が原因の交通事故で
亡くして、やさぐれている主人公が、「親不孝」ていう教師の言葉に
逆ギレして教師をぶん殴ったところから始まります。

この冒頭の交通事故までの描写は、素晴しく良いんですよ。
はじめのほのぼのとした景色と、対極的なショッキングな事故のシーン。
物語に一気に引き込まれます。

が、その後の展開が地味。その上、類型的すぎ。

あまりにも単純で、こうだなるだろうなと思ったら、その通りに展開します。

それはもう、謹慎中に都合よく隣にきれいな女の子が越して来て、
ついつい覗いていたら、向こうも覗かれているの承知していて、
一気に仲良くなって、ご近所の覗きを一緒に楽しむようになるという
あまりにもご都合主義過ぎて笑ってしまうくらい。

犯人も怪しい奴がそのまま犯人だしね。なんの捻りもない。

たしかに、疑わしいシーンのあとにイヤイヤそうじゃないんですよ
ていうシーンを挟むので、展開の急さもあって結構ハラハラするんです。

でもそれって、どっちかっていうと、ホラーなんだよね。B級の。

まぁ、このわかりやすさがアメリカで受けた要因なんでしょうけどね。


『ディスタービア』
はコタツでみかん食べながら見るのに
ちょうどいい映画ですね。