これはホラー映画なのかな? パニック映画?

この映画はどう書いたってネタバレになりそうですね。
う~ん、困った。

とにかく、外敵に脅かされた集団が閉じ込められてしまって、
その中の人たちがどんどん追いつめられていくお話。

しかも登場人物一人ひとりは多少の癖はあるものの、
どこにでもいそうな人物ばかり。

もちろん映画ですから、わかりやすいようにキャラクター設定は
されています。典型的な小学校の校長タイプのおばあさんとか、
本当は小心者のくせに、やたら自分の勇気を誇示したがる人とか、
宗教にのめり込んでいる人(日本の場合キリスト教は少ないかもしれないけど、
新興宗教だとのめり込んでいる人って普通にいますよね)などなど。

そういうどこにでもいそうな人が、極限状態を体験するなかで
徐々に追いつめられて、集団ヒステリーというか(あ~!!ネタばれになる!!)


もちろん忘れてはならない外敵も・・・。


そして驚愕のラスト。

これは辛い。賛否両論あるでしょうねぇ。
ものすごく辛いラストになってますから。

ここまで救いがない終わり方にしなくてもという気もするんですが、
以下ネタバレになるかもしれないので伏せ文字にしておきます。


実はわりと映画の最初の方で子供のために霧の中に出て行った女性が
子供とともに救助されていて、そこにメッセージがあるんじゃないかと。

つまり、彼女は希望を捨てなかった。
しかし、主人公はあっさりとあきらめてしまった。

その結果があの残酷なラストなのだとすると、
やはりどんな結果であろうとも、それは全て自分の責任であったんだ
というようなことじゃないかな。



やっぱり、どんな時でも最善を尽くすだけではだめで、
希望を持ち続けることこそが大切なんだと。

最後まで読んでくださったあなたに、全ての良きことが雪崩のごとく起きます。