AAASTORY♡あここ -4ページ目

AAASTORY♡あここ

AAAの妄想小説を主に更新していきます(*´∀`*)ノ。+゜*

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いつもありがとうございます♡

※本当に気まぐれな月1くらいの更新で、
Aスト1年生の駆け出しです笑



里「ごめんなさい


本当にごめんなさい。」





数日後、

里奈さんと偶然出会って2人で近くのカフェに入った。


自分でも言っていいのかわからなかったけど、

寝ている間に夢を見て涙がでてしまうこと、
隆弘と何度かすれ違ってしまったこと、

全部全部話した。



そしたら、

里奈さんはすぐに頭を下げて謝ってくれた。



別に私は、怒ってるわけじゃない...と思うけど......

隆弘と少しの間だけ距離ができてしまっていたことが、
自分でも本当に許せなかったからかな...




実「うん、大丈夫だよ

だから顔あげていいよ?」


里「こんな私でも...っ...許してくれるんですか......」


実「許すどころか、怒ってないからね」


そう言って里奈さんを見て微笑むと、
明らかに唖然とした表情だった。



里「何でですか...


私、宇野さんと西島さんの間に勝手に入って、

2人まで混乱させるようなことしちゃって、


普通の人なら...
怒ってもいいと思います」


それって、
私が普通じゃないってことなのかな...(´・ω・`)笑





実「でも、里奈さんも隆弘を好きであったわけで...

最後は告白して終わったんでしょ?」


里「.........はぃ」


里奈さんの声が、
ほんの少ししか聞こえないぐらい小さくなった。

今のはちょっと失礼だったかな...




実「それに、里奈さん

勇気があるなぁって思ったから。


私が普通じゃなくて怒らないみたいに、

里奈さんのその勇気も十分普通じゃないと思うよ笑」


里「そうかもしれませんね笑」



暗い顔していた里奈さんが、
微笑んでくれたことにちょっぴり安心した。



里「でも嫌な言葉で、

勝手に宇野さんのこと傷つけちゃって


本当にごめんなさい。」


実「うん...ありがとう.....」



里「へ?」



え??

何??


里「ありがとう って...」



実「え、だって、謝ってくれたから.....」



里「宇野さんってそうとう素直なんですね笑

でも憧れるなぁ...」


憧れ...

その言葉がちょっぴり嬉しかった気がする



里「私、今回の件で気持ちがすごく落ち着きました。

西島さんを好きだったのは事実ですけど、
西島さんが宇野さんをこんなにも愛してるのって、
なんだかわかるような気がします。


それに嫉妬しちゃって、

最後キスまでしようとしちゃって...」


”しようとしちゃって...”って、



実「あのキスは?」

里「はい? 何のことですか?」(・∀・)



きょとんとする里奈さん。




にっしー...
私をはめようとしたんだ!!
もう...!!





ついつい怒ってしまった私に、
里奈さんは笑いながら言った、



私が見たあのキスは、

反対側からみたら唇なんてそこまで近づいてない
普通のただの一場面だったんだね。



里「本当、西島さんらしいですね笑」





うん、本当にそうだね笑















里「じゃあ、時間とっちゃってすみません」

実「いいよいいよ、大丈夫」


里「私、これから西島さんに近づかないようにします

西島さんのためにも。


宇野さんのためにも。」



すぐに言葉がでなかった。

私と同じ人を愛してるのに、
ただただすれ違ってたのに、




実「そっか。」



里「もし寝れなかったら...」

実「それは、もうないから心配しないでね笑」


里「良かった......」





実「それじゃあ、ばいばい」

里「さようなら!!」




気遣ってくれて、

笑顔をみせてくれて、

勇気のある女の子だった。




ただ、恋心に溺れちゃっただけ
私と同じ人を好きになっただけ。



あのお店で出会って、
再開しちゃっただけのことが

こんなになるなんて思っていなかったから、

ちょっと不思議かも。











帰ったら、
昨日以上に隆弘に謝りたい...





すれ違ってすれ違っても、

私を優しく抱きしめてくれていたのに





私は何もできなくてごめんね。








ちゃんと今、

たいせつなモノをみつけたから。













~たいせつなモノ 完結~