シャネルを持って、お仕事を！

在職中の副業として手がけた話です。

残業終了後、自宅に帰ってからの作業ということで、納期が通常よりかかってしまうため、クオリティーは落とさないけど料金は少し下げました。

自宅近くにある穴場カフェのオーナーの依頼。
私より若く30代前半の女性で質素な感じ。お互いバイク好きで話があうので、よく顔を出すようになりました。

ハンドメイドな雰囲気が売りではあるものの、名刺はWordで作って自宅プリント。素人感満載なものだったので、ショップカードを兼ねてきちんとしたものをデザインしてほしいとのことでした。

ざっくりと私が提示した金額を見て「対応時間はお互い様、遠慮せずにきちんと請求してほしい」と言わました。
全力でデザインし、喜んでもらえるもとが作れて、忙しい合間の小さな仕事とはいえお互いに満足できました。

後日、そのカフェで知り合った常連さんで、当時の私よりやや年上の30代後半の女性からの依頼。どうやらシャネルがお好きなようで、バッグやアクセサリーが輝やいている印象が強く、あんまり私とは合わない気がしたけど…。仕事の依頼となれば別。
子ども向けの英会話教室を開いているとかで、お教室の案内リーフの依頼をされました。

かなり細かい注文があったものの、対応できる限りのことと、ギリギリの金額を提示したところ、さらに安くと値切られました。

「こんなの、パソコン使えたら簡単でしょ？」

「ちゃんとお客さんが来るかどうかわからないものにお金は出せない」

丁重にお断り。
その後はお店で会うことはありませんでした。

果たして、普段の営業等でもシャネルなのかはわかりませんし、そもそもシャネラーが悪い訳ではないのですが、高価なものをたくさん身につけて仕事の話、しかも金額を値切られると、あんまりいい気分じゃないですね。
社長さんが営業車にベンツを選ばないようなものです。

あ、、、私は逆に、あまり貧乏ったらしい感じにならないように、気をつけねばです。
当時通勤に使っていたのは、相当頑張って買ったルイヴィトンでした。
でも、客先へ行く時にはカバン変えていたのは、ハイブランドを客先に持ちたくないからというより、ヴィトンも使いすぎて朽ちてきたからかもしれません（笑）