義父は声たからかに話す優しい人。
私は嫁いで怒られた事がなかったな。
競馬が好きな人。
それ以外の趣味がなくて高齢で歩けなくなった時から「生きる事」に貧欲なっていったな。
何も自分から要求しない大人しい人になっていた。
優しい人で争いがきらいで。
だけど晩年は義母に介護放棄されてうちにきた。

うちにきてすこしはおもしろい事あったかな。楽しいと思えたかな。
私に気を使って、顔色みながら肩身の狭いおもいしていたかな。
それが聞きたくて聞きたくて…。
聞きたくて仕方ない。

お義父さん、私はちゃんと心のこもった温かい気持ちでお世話してましたか?
ちゃんとお世話できてましたか?