スポーツクラブ初日 | あたし・主婦の頭の中

スポーツクラブ初日

スポーツクラブ通い始めました?  のつづきです。



ネットからスポーツクラブに入会した数分後、

私は早くもスポーツクラブの受付に

鼻息荒く立っていたわ。






受付の女性は、

私の肩にかけられた大きなバッグを見て言った。






もちろんよ!

入ったからには、一刻も早く痩せたいじゃない?



10分後に

私はボディチェックを受けることになった。


体重、体脂肪率測定etc・・・

そう、恐れていたスポーツクラブ入会の洗礼を

受けるってわけね。


すぐにロッカーに行き、着替えを済ませたわ。


その時、
ふっと鏡に映った自分の姿が目に入り・・・






そうなのよ、周りのおしゃれな女性は、

皆、こんな格好をしているというのに。






それに比べ、私ったら、

ぜんぜんイケてないじゃない!


くやしーーーー!!!

でも、仕方ないわ。

長女のバスケ練習着、

今の私には、これしかないんだもん!!




そう自分に言い聞かせて、
トレーニングルームの受付に向かったわ。


若い男性トレーナーが私を呼んだ。

全然潤君じゃなかったけど、

さすがトレーナー、体はいいわ!(って何様だよ?)






いよいよ、この時がきたのね。


気分は新弟子検査を受ける明日の力士?






どんな結果が出るか・・・

ドキドキしながら体重計にのったわよ。


緊張で足の裏が、汗ばんでいるのがわかる。






計り終わると、データ―ができ上がるまで、

後ろのテーブルセットで待っているように言われたわ。






しばらくすると、トレーナーが1枚の紙を手に

私がいるテーブルにやってきた。






細かい文字がびっしり記されている。

もちろん、知られたくない体重もだ。


トレーナーは優しく言った。






よ、よくぞ聞いてくれました!!!!

私は、ここぞとばかりに力説したわよ~。






5キロ、5キロ、5キロ。

これだけ言ったら、テストに出たって忘れないというくらいに。


そうよ、きっとトレーナーは私に言うわ。






そう、

今の私が「まやかし」なの!


ところが、どうしたというの?


あんなに力説したにもかかわらず、

トレーナーったら、体重のことには何も触れず・・・






そう言って指さしたのは、人の体が描かれた図。


筋肉が色別に示されていて、

赤い方から筋肉が高く、青色になるほど低くなっているらしい・・・。


で、これが私の筋肉発達評価よ!






なんということっでしょう!

(加藤みどり ビフォーアフタ―風)


腕がかろうじて標準だけど、

体全体、「冷え症か?」というくらい寒々している・・・。

要するに、

私の体にゃ、筋肉がほとんどついていないってこと?


それにしても・・・






そうよ! 体重を計った意識はある。

縄跳びみたいなのを握ったから、

体脂肪も計ったよね?


でも、なんなの、あの機械!

私の知らないうちに、

勝手に私の体の中まで調べたわけ?






って、ひとこと言われたからって

変わるもんでもないけどさ!

でも、こっちにだって、心の準備があるってもんよ。


と、その時だ。


私の目にウエストという文字が飛び込んできた。


メジャーで計ったわけでもないのに?

どうやってウエストを計ったというの?

また私に内緒でそんなことまで!!


と、一瞬頭に血が上りかけ・・・

一気に体の血が凍りついたわ!






だって、そこには・・・






75.9・・・・・・・って!!!!


よく昭和のアイドルは言っていたわ。





いや、別に私、

アイドルと張り合おうなんて気、毛頭ないわ。


でも、75.9って・・・

これって、アイドル飛び越え、

もはや男の域じゃないの?


日常が頭をよぎる。






夫をメタボ呼ばわりしていた私だけど、

夫のこと言えた義理じゃ・・・

いや、言えたウエストじゃないじゃないの!!


蚊の鳴くような声で確認してみる。





するとトレーナーは、

白い歯を見せながらこう言ってくれたわ。






って、目を潤ませて喜んでいる場合か!!!


つづいて、体の内面がわかったら・・・






前方には、方眼が描かれたボード。

私は、その前で前向き、横向きの写真を撮られた。


気分は、アメリカ人凶悪犯?




そして、立ちポーズが終わったら、

今度はポールを手にスクワットした姿勢でのショットだって。





ところが、撮影後、

これがとても意味あることだと知らされた。






なるほど~弄ばれてたわけじゃないのね、

スクワットでわかる体の歪み。


ボディチェックが終わったら、

トレーナーが言った。





だから、私はきっぱりと言ったわ!






せめてウエスト75切りたいもの!(目標低っ?)


すぐに腹筋を鍛えるマシーン(分娩台風)に案内され、

寝転び、足を台に載せ・・・






トレーナーの言う通りに、体を起き上がらせる・・・。

1回でお腹の(わずかな)筋肉(ほとんど脂肪)が悲鳴を上げる。


ところが、数回やったところで、

私はもう悲鳴どころか、絶叫したい気分になったのよ!





腹筋が耐えきれず?


いいえ・・・


体じゃないわ。


長女のバスケ用ダボダボパンツが

スルスルと股間まで降りてきて・・・





いつ中身が顔を出すかという恐怖!!


お陰で初日から、大量の(冷)汗かいて、

スポーツクラブを後にした。


あぁ、いい汗かいたわ~!


って、これは悔しいけど負け惜しみ!涙




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ダボパン、恐るべし! タイツを履くのは、ファッション性だけではなかったと知ったわ。あの後、短パン+タイツ姿に憧れ、スポーツ店とか見に行った私だけど・・・。

あのスポーツ用のタイツ、ピン切りだけど、高いのよ! 1万円くらいするの! 入会したての私には、豚に真珠・・・とあきらめ、仕方ないから、ユニクロでヒートテックの10分丈買って、代用してます。相変わらずそれに長女のダボパン。早くナウいスタイルしたいんだけど、いかんせん、体がダボダボしているから、まずは体を引き締めてからと、自分に言い聞かせて。珍しく今回は、健気な私・・・。