人生の分岐点   おじいちゃんと認知症

人生の分岐点   おじいちゃんと認知症

私、現在25歳。小学校2年生の娘と暮らす一人親家庭。

別居している母、姉から
「最近おじいちゃんがすごくボケてきちゃって・・・」

これがブログを書き始めたきっかけです。

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そういえば、
昨日の夕方に衝撃的な事があった。



私はだいたい、車に乗るときには助手席にすわるのだけれど



事件は現場で起きてるんじゃない!!
助手席で起きているんだ!!

と某刑事ドラマ風に…




いや、それでですね
目的地に到着した瞬間、恐怖の時間が始まったんですよ。





さて、おりようと
シートベルトを外しながら
前のめりになったら


何故か、前に進む車…


・・・



目の前に迫りくる電柱


・・・・






なんで車が前に進むのか理解出来ない私…





ブログではこんなスローモーに綴っているけれど
実際はきっと2秒くらいの出来事だったのだろう(苦笑)




えぇ、気付いた時には電柱に激突、
そして私は顔面やらなんやら強打(苦笑)




2日に渡って、同じような所を怪我してしまいました(´・ω・`)

とんだ1日でした(´・ω・`)
昨日はとても具合が悪かった。



前日に前頭部を強打したせいで発熱してしまったのか…

一日中、熱っぽかった。



だがしかし
日中に、自身が通っているメンタルクリニックの予約があったため
渋々、外出。



久しぶりに先生と深くお話をしました。


もちろんおじいちゃんの事も。



普段は無理はしちゃダメだよと優しく言ってくれる先生も、
今回ばかりは頑張りなさいと言ってくれた。


ありがとう、先生。

もう、どのくらい前になるだろう・・・



1年以上前になるのかな。



あの時は、まだスタスタと歩いていた気がする

口調も記憶もしっかりしていて、会話もできた。



おじいちゃんは、学校を卒業してから定年まで

車の会社へ勤めていた。


だからだろう、自然と車の話や企業の会話から始まる。

それから、戦後の日本の話、アメリカに対する思いetc...



山登りが趣味だったおじいちゃんに

「昔、一緒に登った山にまた登りたいな」

と言ったら

「ママちんの具合が良くなったらじゃないと無理だなあ」

と言われてしまいました(笑)



その日は食事をしたり、会話をしたり

ごく普通のことをしたのですが


17歳で、私が妊娠その後結婚をし

真面目なおじいちゃんとだらしない私の間には

大きな溝がありました。


幼い頃から、「お母さんの様にはなるな。」と言われていた私と姉

それは、まるで呪文のように感じていました。


そして、それに反抗するように母と同じ道を歩んでしまった私。

おじいちゃんからしてみたら、

ずっと可愛がって世話してきた孫に、『裏切られた』と思ったかもしれません。


ですから、私とおじいちゃんの溝は何年経っても埋まらないままでした。



そんな状態だったので、ただ食事をするのもめちゃくちゃ緊張した。

正直、怖かった。

おじいちゃんに怒鳴られたらどうしよう。

と終始ドキドキしながら過ごしました。



昔、渡辺謙(わたなべけん)さんの主演の映画『明日の記憶』を観ました。


渡辺謙さん演じる佐伯雅行(49)が若年性アルツハイマー病になってしまうお話でした。


元々、私は色々なことに興味があり

小学校の時には1人でダウン症について調べてみたり

大人にいなってからも精神医学、宗教、キリストetc.....


その時、気になることを

本や、DVD、インターネット等

色々な方法で調べて勉強していました。



ちなみに、私は学生時代

とても真面目

では、ありませんでした(笑)


中学の頃から、髪を染めたりピアスをしたり

大きい声では言えませんが、タバコやお酒を・・・

中2の時には家に帰らない事もしばしば


そりゃもう・・・



おっと話がそれてしまったので軌道修正



この『明日の記憶』という映画を観て感じたことは


「うちの家族はみんな健康で幸せだ」

でした。


内容は、一度観ただけで大体わかりました。

きっと、アルツハイマー病を知らない人にもわかりやすく製作されたからですね。

あとは、病気などの本に書いてあったのを見ていたのもありますけど。


当時身近にアルツハイマー病にかかってる人が居なかったので


こんなに進行が早いものなのか・・・怖いな・・・

と、驚いたり

でも、実際は、これよりもっと大変なんだろうな

と、自分が置かれている環境に感謝したり

色々と考えさせられました。



もし、これをきっかけに『明日の記憶』を観てみようかなと思ったあなた!

是非、お近くのDVD屋さんへ!!



我が家は、私が幼少の頃から母と姉と3人暮らしでした。




仕事で忙しい母

週末にはよくおじいちゃんの家へお泊りに行ってました。



私は、おじいちゃんの家へ行くのが好きではありませんでした(笑)


何故かって?

それは、母が近くに居ないからです。



ただ母がそばに居てくれたらそれだけで良かったのです。




ご飯が作れない母


おかずがお惣菜ばかりでも

たまに作る料理が炒めるだけのごぼうの金平だったとしても

母が居れば良かったのです!!

ここまできたらもはや病気レベル!!(苦笑)



そんなことを言ったって母だって人間です。

一人で2人の子供を育てるのは容易ではありません。

彼氏の1人や2人居たっていいではありませんか!!

いや、2人もいませんでしたが(笑)


ですが、それすら当時の私にとっては寂しさの原因でした。



なんでお母さんは仕事へ行っちゃうんだろう

どうしてずっとそばにいられないんだろう

1人でお留守番できるもん



子供の頭です。単純な思考回路しかありません。

当時の私はこんなことを思っていたのでしょうね(苦笑)