コンペティション当日。

とりあえず一回通しで弾くという雑な朝練を済ませて会場入り。

いわゆるスタジオピアニストの仕事で、コンペティションにおいて1日で40曲をほぼ休みなく弾き続けるという最も体力的に厳しいイベントでした。まさに体力勝負。

私が不安だったのがモーツァルトのコンチェルトとヴィオッティのコンチェルト。一旦審査が始まると、各演奏者が弾く前にコード進行の確認すらもできないので手に汗握ります。

緊張みなぎる数時間を過ごすので、全員の審査が終わって審査員と握手を交わした後の開放感ったらありません。終了後は別室で別楽器の審査に駆り出されていた2人のピアニストと打ち上げへ。



そのうち1人は明日も同じイベントを抱えているということで日が変わらないうちにお開きとなりましたが、それでもおいしいワインとピザで楽しい宴となりました。

同じ業種にいると時として一つの座を巡って熾烈な戦いになることもあるけど、そのフェーズを乗り越えると最も信頼できる友人になることができるのかもなぁとふと思いました。