「マスターモスキートン」、「セイバーマリオネット」フルーツと、数々の代表作から2つのエピソードを書いてきました。



今日は、「星界の紋章」の話を書こうと思います。



* 今井由香   OfficialBlog  *-100206_1158~0001.jpg


じつは……


オーディションで、そのまま主役を勝ち取ったのはジントが初めてでしたハート


「セイバーJ」の小樽くんは、「セイバーR」からキャストが変わらなかったので。



「星界の紋章」の監督が、


「セイバーJ」を観て、ジントのオーディションに私を呼んで下さったんですすまいる


ということは、小樽くんを演じていなければ…


もしかしたら、オーディションには呼ばれなかったかもしれない。


ジントを演じることも無かったかもしれないですよね。


やはり、やり続けることが大切なんですよね。



そして、オーディション当日すまいる


まず、台詞原稿を渡されて…読むんですが…


「リン・スューヌ=ロク ハイド 伯爵 ジントです」

みたいなね笑う


「難しい台詞ばかりだぁ」と、かなり練習しちゃいました苦笑


ジントの名前は、なんとか言えたものの…


ジントの今までの生い立ちを語る台詞などには、少し考えるものがありました。



でも、じつは……


私も、18歳くらいの頃。


ジントと同じような経験があったんですよね。


だから、彼の気持ちは少し理解できました。



それから、数日後。


劇団の先輩から、「受かったよ!」と、聞いた時…


ものすごく嬉しかったのを覚えています。


何度も受けてきたオーディションのうち、主役を射止めたのは初めてだったんですからクマ



そして、「星界の紋章」第1話の収録の日。


ラフィール役の川澄綾子ちゃんとも、その日、初めて出会ったのでした。


私と彼女以外は、ベテランの方が多く、安心して演じることが出来ました。


しかし、星界の世界を知っている方なら分かると思いますが…かなり難しい専門用語や、アーブ語がこれまた大変でしたっ。


とっても新鮮で、小説も読ませていただきましたがハート


森岡先生や、音響監督さん、監督や演出家の方と相談しながら頑張りましたよ(-∀-)



2話目からは、ラフィールとの会話が中心になってくるので、川澄ちゃんとは必要以上にコミュニケーションをとっていました。でも、私が面倒みる必要なんか無いくらい達者に演じていたので安心でしたがキラ



二人の旅は、本当に例えようの無い素敵なものでした。


私が、今までに体験したことのない世界…というか…


「こんな世界もあるんだなぁ」って。


もしも、小説やアニメをまだ知らないという方には、一度、この世界を感じてもらいたい…


マジでそう思いますすまいる



毎週、収録の朝は、川澄ちゃんと二人で早めに行ってたっけなぁ。


予定の時間は、朝10時。


その40分前くらいに行って、何度か絵を見ながら口パクのチェックをさせてもらってました。



そして、印象に残っているのは全部なんですが…


特に印象に残っているのは、5話。


「ゴースロス爆散」


そして、9話だったかな?


二人だけの旅が始まったあたりから、佳境に入ってきて。


本当に、ラフィールとの会話が多かったですね。



そして、今だから話せることの1つとしては…


「モスキートン」や「セイバーJ」でも一緒だった子安さんが、フェブダーシュ男爵として出演された時のことなのですが、休憩時間にトイレに行った時のこと。


偶然、一緒になりました。


男子トイレと、女子トイレは隣接していたんですが!


女子トイレに入ろうとした私に、


「あれ?こっちじゃないの?」と、男子トイレに誘う子安さん。

確かに、少年役が多かったけれど…ショック



「星界の紋章」は、13話でしたが、とても内容のしっかりとした、原作にも忠実なアニメでした。


役者は、みんな…

「む…難しいぃぃ」と、口々に言っていましたが苦笑


私は、この作品に参加できたことによって、演技の幅が広がったと思います。


なかなか無いでしょう?


「好き」とか、そういう言葉よりも、この世界だけの愛情表現があるなんて。


戦艦なども沢山出てきましたが、私は人間模様がうまく描かれていたと、思います。



いよいよ、紋章もラストを迎える頃。


「星界の戦旗」が始まるとのこと。


そして、仲間も増える!!


その時、「紋章」で消化できなかった問題については、「戦旗」で取り返そう!なんて、意気込んでいました。


「戦旗」シリーズは、1、2、3と続きましたが、もうご覧になって下さいましたか?「戦旗」では、仲間が増えた分、プライベートでもいろんな思い出がありました。


それは、また次の機会にきらハート