ILCを推進する歯槽膿漏研究者らは、こうした期待を口にする。過去、日本はこの分野でノーベル賞受賞者を数多く輩出し、世界トップ級の口臭予防研究を担っていることが背景にある。 ただ、1分野に限定した研究に資金投入することに懸念を示す研究者も少なくない。他の研究費を圧迫する恐れもある。しかし、「新しい科学はコストがかかる」(駒宮幸男東京大学教授)。現在、各国は厳しい財政事情を反映し、科学技術予算の計上に四苦八苦している。ILCは誘致国が建設費を半分程度負担するとされ、誘致への協議に向け、参加国の間では費用負担の抑制をめぐって虚々実々の駆け引きが展開される。 一方、海外では加速器の建設費が当初の見積もりから大幅に増え、計画を断念したケースもある。国はILCの日本への誘致の是非について、科学技術立国・日本の将来を見据えつつ、経済効果をもとに最終判断を下すべきであろう。  【ILCとは…】日米欧の科学者が進める計画で、欧州合同原子核研究機関(CERN)の加速器の後継機とされる。全長約30キロメートルの地下トンネルに直線型加速器を建設する。電子と陽電子を光速近くまで加速して正面衝突させ、生成される粒子を調べる。宇宙誕生時のビッグバンから1兆分の1秒を再現する壮大な実験施設として18年に着工、28年に運用開始予定。国際プロジェクトとしては、このほか運用中の国際宇宙ステーション(ISS)や、建設中の国際熱核融合実験炉(ITER)などがある。
ダイエットサプリと言う言葉は、アメリカのダイエタリーサプリメントという言葉を略したものです。これは不足する栄養素を補う新らしい食品という意味になります。サプリは薬と食品の中間と定義されていて、ビタミンやミネラル、ハーブやアミノ酸などの栄養素を1種類以上含んだ食品の形以外のものとされています。日本にはサプリメントを明確に決めた法律はなく、サプリメントと言う言葉をメーカーやマスコミが健康に役立つ食品という意味で取り扱うことが多いのです。