音楽的偏食
音楽を聴くとき、
声には喉が
ピアノには指が
ギターやベースには背中から生えたもう一揃いの腕が
ドラムには脚が
勝手に動いてしまって
言葉には情景が出るし
楽器ひとつひとつを拾ってしまうし
ミスやノイズが気になるし
音程が外れると地面がずれたように気持ち悪くなるし
自分が演奏しているかのような錯覚のせいで
自分が絶対に出ない音程の歌は苦しくなります。
好きなジャンルであればあるほど、その傾向が強くなります。
だから慣れたものしか聴けないし、ライブ盤も(アーティストによっては)辛いです。
実際会場に居ればなんかもう別物なんだけどな。
まあ女性の歓声が怖いと言うのもあると思うけど。
他人のピアノはほとんど聴けないし(ミスはそんなに気にならないけど、ペダルとか解釈とかがすんごく気になる)
オケも音がバラバラだと辛いしで、やっぱり気に入ったものしか聴けません。
まだゲーム音楽の方が心地よいという。
(でも“好き"になってしまうと、多少下手でも気にならないのが本当に不思議だ)
そんなわけで音楽を聴くときは、ながら作業がほとんど出来ません。
よーっぽど聞き慣れた曲を、小さく流すぐらいかなあ。
でも好きだから聴いてるわけで、その“好き"になったものは、本当に集中して聴きます。
今だとミッシェルがそこに居るわけだけどー。
いろいろとセーブすれば他の音楽も聴けるんだけど、
余力があんまりないときはそのへんの調節が出来無いから、最新ポップチャート☆みたいなのがかかっている店も駄目だし、環境音楽と称されてクラシックが流れてるクリニックも駄目です。
いきなり音楽が流れるサイトは、反射的に閉じます。
開拓すればいい曲が沢山あるだろうに、最初の一歩すらものすごく警戒しちゃうこの食わず嫌いは直したいなーと思いつつ、ほんとうに反射的に「いーやー!(ばたーん)」となってしまうので、一体どうしたらいいやらちょっと途方にくれています。扁桃体活性しすぎなのかなー。なんだかなあ。
ただまあ何というか、感情ロンダリングには音楽は有効のような気がする蕪でしたっ。
にほんブログ村
↑わりと本気で励みになっています。お返りの際は是非ぽちっとにゃー