ピアノを弾いて思うこと(2)読譜能力 | ゆる勉

ピアノを弾いて思うこと(2)読譜能力

 ピアノを弾いて思うこと(1)の続きです。


 ピアノを習う過程の、“読譜能力(ソルフェージュ能力)を身につける”ことは、他のことにも役に立つのかな?と思うことがあります。

 この能力は、初見で弾く力だけじゃなく楽譜を見て曲を聴くことが出来るようになるし、弾き手の解釈を通った曲を聴くよりも遥かに“モトの曲”が見て取れるようになります。
 どこに休符があるか、どこをつなげているか、コメントされている言葉、など、見るべきところが沢山あり、“好きな曲を聴く”とはまた違う楽しみ方が出来ます。 


 勉強的には、音階&リズムという“タテ・ヨコの法則”が書かれたものをぱっと見て理解し、動き(指・腕・ペダルの足)にフィードバックさせていくという訓練をし続けることが脳トレになっていないはずもなく、確実にアタマをよくしていると思います。笑

 楽譜はすごく数学的なルールでつくられたものなので、ひょっとしたら、潜在的には数学にも繋がっているかもしれません。


 もちろん普通に勉強した方が学力は伸びると思うんだけど、子供にピアノを習わせるのって結構いいことなんじゃないかと思うのです。身体がちゃんとできてない年齢だと“弾く”のは大変なので、不器用な子は無理に弾かせないで聴音とか読譜とかをメインにしてリトミック的なもののほうがいいのかもしれないけど、身体はそのうち出来ていくから、長い目で見てあげて欲しいです。

 それまでイマイチだった私が急に弾けるようになったのも、中学生からなので。ピアノを“好き”と思うようになったのも、思春期のいろいろなことをピアノにぶつけられるようになったからじゃないかな、とか。




 ところで、「文庫か新書サイズで“読むための楽譜”が市販されてればいいのになー」とずっと思い続けているのですが、見ないところを見るとあんまり需要がないのかな?
 原本の写真やコピーが一緒に載ってて、曲のエピソードなんかもあればかなり面白い本になると思うのに! 
 いや、ひょっとしたら探しきれていないだけかな……。



 ピアノを弾きながら、そんなことをつらつらと考えていました。
 感情が掘り起こされてしまうこともあるけど、整理するのにはいいのかなー。
 新しい曲に挑戦してみたいし、ちょっと再開してみようかと思っています。うまくコントロール出来れば、屋内で出来るいいストレス解消法になるかも。



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