【署名】第一回〆切は11/30(月)です/漢方薬が保険外になる?
ものすごくblogの方向性とかけ離れていますが、もう少しだけお付き合いください。
※私は完全に素人なので、知識不足による誤解もあるかもしれません。
※※再投稿です。(11/25)(11/27)(11/28)下の方でちょっとぶっちゃけておきました。
※※※携帯版署名URLが変更されました。→携帯版署名サイト
先日の事業仕分けで、漢方薬が保険適応から外されるかもしれない、という事態になりました。
漢方だけでなく、現在薬局でも手に入る“うがい薬、漢方薬、パップ剤”が含まれています。
(うがい薬は中島らも氏などで有名な使い方もできてしまうような気もしますが、今は成分が違うのでしょうか?)
関連記事(外部のニュースサイト等に飛びます)
漢方医療が危ない!?事業仕分けに疑問続出
これまで漢方薬は市販されている他にも、医師の処方により保険が適応されていました。
もし本当に“漢方薬は薬局で買え”という事になってしまったら、問題はお金がかかるというだけではありません。勿論負担が増えることは大いに問題なのですが……。
問題は、『自己判断で飲まざるを得ない』というところにあります。
漢方薬に対する誤解があるのも、ひとつの理由なのかもしれません。一部では『痩せる』『肌にいい』等、サプリメントのような扱いになっている気がします。
これは痩せる痩せないという話ではなく、
副作用がない
という誤解です(この裏には植物性だから安全、という謎の信仰もあります。漆だって、トリカブトだって植物なのに……?)。
私の家族には甘草アレルギーを持っている人が居て、ごく少量でも偽アルドステロン症を起こしてしまいます。
具体的には低カリウム血症を起こし、身体に力が入らなくなる・痙攣・嘔吐などが起きます。
これらは、非常に重い症状です。
しかし市販の漢方薬・風邪薬には甘草がブレンドされている事が多いので、間違っても市販のものには手を出せません。
他の病気で漢方薬が有効とされていても、こういう人の場合医師または専門薬剤師のチェックがなければ危険です。
漢方薬は人の体質により効果も変わります。あれが効くけどこれは効かない、といった個人差があるのは、他の薬品と全く同じです。
喉が痛いならうがい薬、というのはまだわかります。風邪をひいたら風邪薬ですね。
インフルエンザかもしれないから病院に行こう、というのは、近年の流行で定着している気がします。
こういう自己判断を、素人であろうと誰もがしています。
でも、漢方薬には、風邪薬やうがい薬のようなわかりやすい名前が付いていません。1つの漢方薬が、色々な効能を持っていたり、組み合わせにより違う効能になることも珍しくありません。
それら全てが『風邪には葛根湯』と同じレベルまで浸透しているのならともかく、全てにおいて
何が効くか自己判断で買いなさい
というのは、あまりにも乱暴です。
現在、日本では全ての医学部・医科大学で和漢方についての教育が義務付けられているはずです。多数の医師が漢方薬を処方しています。“この病気にはこれが効く”というきちんとしたデータが出ている漢方薬も、沢山あります。
この状況で、“漢方は医師が処方するものではない”ということがあるのでしょうか。
漢方薬に詳しく、上手に使っているお医者様が沢山います。こういった医師に「申し訳ないけど、今まであなたに効いていた薬は、もう処方できません」と言わせるのでしょうか。
店で売っているような漢方薬なら全て店で買えば問題ない、と本当に言えるのでしょうか。
私の誤読であり、この記事も“勘違いで恥ずかしい”というものであることを願います。
そもそも現政権は代替・補助・予防医療の確立推進を約束していたような気がするのですが。。
社団法人日本東洋医学会・日本臨床漢方医会などにより署名活動が行われています。
私の記事だけでなく、さまざまな記事・情報(恐らく反対意見もあると思います)を取捨選択した上で、賛同できるという方はこちらのHPから署名をお願いします。電子署名もあります。
関連記事:「漢方を保険に残して」署名始まる
署名はこちらから出来ます↓↓
漢方を健康保険で使えるように署名のお願い
携帯版はこちら
私はこのことを、Twitter上でほりねこ先生により知りました。
ほりねこ先生も、今回の事について記事を書かれています。
歯医者さんでどのような漢方が処方されるか興味はありますが、それはまた別のお話として。笑
こちらでも、わかりやすく紹介されていました。
2ch系まとめサイト(ハム速)でも取り上げられています。
蕪でした。
追記:
ものすごくぶっちゃけてしまうと、今回の“漢方薬”という括りはちょっと大げさというか、
「これを機会に漢方薬の現状・有効性を広く知ってもらう」
「補助・代替医療の浸透・推進」
みたいなものが裏にあるような気もします。
というよりも、私自身がその意図で書いています。
実際この仕分けによりどこまで“保険外”になるか、というのは不明です。これから議論する、という形だったと思います。葛根湯ぐらい店で買えよー、という程度かもしれません。
(パップ剤が実費になることのほうが問題なような気もします)
少なくても現在最前線で働いている全ての医師に和漢の知識があるかと言えばそうではないわけで、実際に漢方を処方されているお医者さんより、漢方専門の薬剤師の方が詳しいという事もあると思います。
そうなると、漢方の処方そのものを医師に委ねるのは危険という考えもあります。
(これは薬の処方がいい加減な医師もいるという意味では漢方に限ったことではないのかもしれませんが)
私が恐れているのは、組み合わせ次第で薬効の変わる漢方薬をそれぞれ単品(薬品名)で扱い、ひとくくりに『適応・外』を分けてしまう事です。
将来有効さ・有害さが実証されても、たまたま“外”になったものは、“薬”として医師が再び処方できるようになるには時間がかかります。
漢方薬の西洋医学的な研究は、組み合わせの膨大さ・薬効の穏やかさから進むのに時間がかかりそうなものですが、いつの間にかそれが進んでいて既に膨大な臨床データがあり、
「これは一般薬」「これは医療用」
と決められる状態で仕分け議論されているのでしょうか。
そうだというなら、私が自身に効く漢方を自費で買う事に異論はありません。というか、既に私自身は自費で購入しているので、どうなろうと変化はありません。
正直、漢方より鍼治療の保険適応の幅の狭さの方が問題です。
ですが、ようやく西洋医学と東洋医学が歩み寄り、専門家の育成や予防医学も発展しつつあるこの時期に水を差すような形だったことが、色々な人の逆鱗に触れているのだと思います。
マスコミであまり取り上げられていないことが、更に怒りを増幅したのかもしれません。
特に、「代替医療・予防医学を推進します」と訴えていた政党が何を言うんだ!?という怒りでしょう。
なので、私は『漢方を始めとした代替医療への、市民の関心の高さ』を示すために、自身が署名し、周囲に署名のお願いをしています。
漢方の抱えている問題が浮き彫りになり、もっと一般に浸透する(あるいは上が危機意識を持つ)手段があるのなら、ぶっちゃけ賛成署名でもいいわけです。
それにしても、今回仕分け作業をすることで
「国が何にお金を出しているか」
ということを国民一人一人が意識するようになり、これはひょっとしてすごい事なんじゃないかな?とか。
結果はともあれ、これを毎年とはいかなくても定期的にやれば
「俺が仕分け人になってやる!」
と、スゴイ人が出てきそうな感じがします。
変化が起きているという意味では、良いことなのかもしれません。
取り返しがつかない致命的な事さえしなければね!
※私は完全に素人なので、知識不足による誤解もあるかもしれません。
※※再投稿です。(11/25)(11/27)(11/28)下の方でちょっとぶっちゃけておきました。
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先日の事業仕分けで、漢方薬が保険適応から外されるかもしれない、という事態になりました。
漢方だけでなく、現在薬局でも手に入る“うがい薬、漢方薬、パップ剤”が含まれています。
(うがい薬は中島らも氏などで有名な使い方もできてしまうような気もしますが、今は成分が違うのでしょうか?)
関連記事(外部のニュースサイト等に飛びます)
漢方医療が危ない!?事業仕分けに疑問続出
これまで漢方薬は市販されている他にも、医師の処方により保険が適応されていました。
もし本当に“漢方薬は薬局で買え”という事になってしまったら、問題はお金がかかるというだけではありません。勿論負担が増えることは大いに問題なのですが……。
問題は、『自己判断で飲まざるを得ない』というところにあります。
漢方薬に対する誤解があるのも、ひとつの理由なのかもしれません。一部では『痩せる』『肌にいい』等、サプリメントのような扱いになっている気がします。
これは痩せる痩せないという話ではなく、
副作用がない
という誤解です(この裏には植物性だから安全、という謎の信仰もあります。漆だって、トリカブトだって植物なのに……?)。
私の家族には甘草アレルギーを持っている人が居て、ごく少量でも偽アルドステロン症を起こしてしまいます。
具体的には低カリウム血症を起こし、身体に力が入らなくなる・痙攣・嘔吐などが起きます。
これらは、非常に重い症状です。
しかし市販の漢方薬・風邪薬には甘草がブレンドされている事が多いので、間違っても市販のものには手を出せません。
他の病気で漢方薬が有効とされていても、こういう人の場合医師または専門薬剤師のチェックがなければ危険です。
漢方薬は人の体質により効果も変わります。あれが効くけどこれは効かない、といった個人差があるのは、他の薬品と全く同じです。
喉が痛いならうがい薬、というのはまだわかります。風邪をひいたら風邪薬ですね。
インフルエンザかもしれないから病院に行こう、というのは、近年の流行で定着している気がします。
こういう自己判断を、素人であろうと誰もがしています。
でも、漢方薬には、風邪薬やうがい薬のようなわかりやすい名前が付いていません。1つの漢方薬が、色々な効能を持っていたり、組み合わせにより違う効能になることも珍しくありません。
それら全てが『風邪には葛根湯』と同じレベルまで浸透しているのならともかく、全てにおいて
何が効くか自己判断で買いなさい
というのは、あまりにも乱暴です。
現在、日本では全ての医学部・医科大学で和漢方についての教育が義務付けられているはずです。多数の医師が漢方薬を処方しています。“この病気にはこれが効く”というきちんとしたデータが出ている漢方薬も、沢山あります。
この状況で、“漢方は医師が処方するものではない”ということがあるのでしょうか。
漢方薬に詳しく、上手に使っているお医者様が沢山います。こういった医師に「申し訳ないけど、今まであなたに効いていた薬は、もう処方できません」と言わせるのでしょうか。
店で売っているような漢方薬なら全て店で買えば問題ない、と本当に言えるのでしょうか。
私の誤読であり、この記事も“勘違いで恥ずかしい”というものであることを願います。
そもそも現政権は代替・補助・予防医療の確立推進を約束していたような気がするのですが。。
社団法人日本東洋医学会・日本臨床漢方医会などにより署名活動が行われています。
私の記事だけでなく、さまざまな記事・情報(恐らく反対意見もあると思います)を取捨選択した上で、賛同できるという方はこちらのHPから署名をお願いします。電子署名もあります。
関連記事:「漢方を保険に残して」署名始まる
署名はこちらから出来ます↓↓
漢方を健康保険で使えるように署名のお願い
携帯版はこちら
私はこのことを、Twitter上でほりねこ先生により知りました。
ほりねこ先生も、今回の事について記事を書かれています。
歯医者さんでどのような漢方が処方されるか興味はありますが、それはまた別のお話として。笑
こちらでも、わかりやすく紹介されていました。
2ch系まとめサイト(ハム速)でも取り上げられています。
蕪でした。
追記:
ものすごくぶっちゃけてしまうと、今回の“漢方薬”という括りはちょっと大げさというか、
「これを機会に漢方薬の現状・有効性を広く知ってもらう」
「補助・代替医療の浸透・推進」
みたいなものが裏にあるような気もします。
というよりも、私自身がその意図で書いています。
実際この仕分けによりどこまで“保険外”になるか、というのは不明です。これから議論する、という形だったと思います。葛根湯ぐらい店で買えよー、という程度かもしれません。
(パップ剤が実費になることのほうが問題なような気もします)
少なくても現在最前線で働いている全ての医師に和漢の知識があるかと言えばそうではないわけで、実際に漢方を処方されているお医者さんより、漢方専門の薬剤師の方が詳しいという事もあると思います。
そうなると、漢方の処方そのものを医師に委ねるのは危険という考えもあります。
(これは薬の処方がいい加減な医師もいるという意味では漢方に限ったことではないのかもしれませんが)
私が恐れているのは、組み合わせ次第で薬効の変わる漢方薬をそれぞれ単品(薬品名)で扱い、ひとくくりに『適応・外』を分けてしまう事です。
将来有効さ・有害さが実証されても、たまたま“外”になったものは、“薬”として医師が再び処方できるようになるには時間がかかります。
漢方薬の西洋医学的な研究は、組み合わせの膨大さ・薬効の穏やかさから進むのに時間がかかりそうなものですが、いつの間にかそれが進んでいて既に膨大な臨床データがあり、
「これは一般薬」「これは医療用」
と決められる状態で仕分け議論されているのでしょうか。
そうだというなら、私が自身に効く漢方を自費で買う事に異論はありません。というか、既に私自身は自費で購入しているので、どうなろうと変化はありません。
正直、漢方より鍼治療の保険適応の幅の狭さの方が問題です。
ですが、ようやく西洋医学と東洋医学が歩み寄り、専門家の育成や予防医学も発展しつつあるこの時期に水を差すような形だったことが、色々な人の逆鱗に触れているのだと思います。
マスコミであまり取り上げられていないことが、更に怒りを増幅したのかもしれません。
特に、「代替医療・予防医学を推進します」と訴えていた政党が何を言うんだ!?という怒りでしょう。
なので、私は『漢方を始めとした代替医療への、市民の関心の高さ』を示すために、自身が署名し、周囲に署名のお願いをしています。
漢方の抱えている問題が浮き彫りになり、もっと一般に浸透する(あるいは上が危機意識を持つ)手段があるのなら、ぶっちゃけ賛成署名でもいいわけです。
それにしても、今回仕分け作業をすることで
「国が何にお金を出しているか」
ということを国民一人一人が意識するようになり、これはひょっとしてすごい事なんじゃないかな?とか。
結果はともあれ、これを毎年とはいかなくても定期的にやれば
「俺が仕分け人になってやる!」
と、スゴイ人が出てきそうな感じがします。
変化が起きているという意味では、良いことなのかもしれません。
取り返しがつかない致命的な事さえしなければね!