冬もフルスーツとウエイトがあれば潜る事はできるが
漁業のあらゆる面を考えて海女さん達が泳いでいる時期だけ
チョスラーになれると言う僕の中のルール

チョスりはじめてもう25回以上の夏が僕に訪れた
それまでに道具や泳法などについて色々と考え備えていた
そして毎年その季節は訪れてくれた

丘では手にしているだけで不自由な道具を水辺で装着しエントリーして行く
肉眼では見れない鮮明な水の中の景色をマスクが与え
力強く水を蹴り出せるフィンが少しだけ泳ぎを上手くさせてくれる
現代社会において当たり前の事ばかりだが道具に感謝する気持ちを忘れてはいけない
僕はそう思う…

静かに呼吸をし同じように水を掴み蹴り出す
障害物や光の角度、魚種別の習性を考えながら、その時々の雰囲気を感じ接近する

無音ではないが静かな水中で 普段の事を考える事もなく
ただ目の前の目標!?魚を手に入れたいと言う気持ち
シンプルな自分に気付く
息をとめ心を落ち着かせただ集中…そんな何気ない一時にも魅力を感じる
夏はまた過ぎようとしている
トロフィーとは魚自体ではなく夏をチョスって来たと言う思い出なのかもしれない
振り返れば数々の魚達が泳ぐ姿と友の笑顔がそこにはある

ありがとう夏 また会おう







