　ハーブが好きだ。小学校の頃、ニッポン中で空前のガーデニングブームが起こり、そんなさなか、そんな流れでパイナップルミントを嗅がされたワタシは衝撃を受け、すっかりハマり、主婦たちに混じっていっしょけんめい育て始めたのであった。

　少ないおこずかいから爪に火をともすような思いで、苗や土を買い集め、ひところは50種類ほど育て、すっかりお熱であったが、だんだんと使用頻度が高いハーブだけが残り（あるいは枯らしたとも言う）、10種類ほどまでに落ち着いた。

　さて、料理に、クラフトにとさまざまに使えるハーブだが、一番はやっぱりハーブの風呂である。ハーブの風呂は快適だ。

　ワタシは風呂用ハーブのために、西側隣家との境の70センチくらいのスペースをミント畑にしている。エアコンの室外機や、いろいろな道具が放置してあるだけのスペースだし、ミントは場所を選ばずはびこるので劣悪な環境にも関わらずよく育つ。

　今日はそのミントを天津甘栗販売のおじさんのように「おまけだ！おまけだ！これでもか！これでもか！」と布袋に詰めてやった。これくらい詰めれば、洗面所を通り越し、玄関までミントのさわやかな香りが漂ってくる。

　そしてその布袋を、お風呂の蛇口にひっかけて、お湯を当てながらためていく。これだけで高価な入浴剤にも勝る薬草風呂ができる。

ハーブによって効能がどうやら違うようで（と思う）、夏場にミントのお風呂に入ると、湯冷めしにくく、相反するようだがスースして気持ちいい。冬にローズマリーを使うと、濃密なオイルが出てくるせいか、肌がかゆくならない。使えないくらいのハーブが茂っていて困ってる方。バシバシ刈り込んでお試しあれ♥

　昨日、帰りに路上でみた温度計は－１℃。本日も負けず劣らずの極寒。盆地の冬は寒いのです。ハーブのチカラを拝借して足先よーくモミモミしておきましょう。

ハーブでgogo!バスタイム。