『禅ZEN』是非観て欲しい映画や
映画『』鎌倉時代の道元禅師(曹洞宗の開祖)の生涯を描いた歴史ロマンです。
映画の評価は別にして、私が印象に残ったシーンが一つあります。
それは、ヒロインのおりん(内田有紀)が死にかけている我が子を抱いて、道元のところに来て、「子供が死にそうなんだ。助けてくれ!」と言ってきた時に、道元は「村中を訪ねて、身内が一人も死んでいない家から豆を一粒もらってきなさい。」と言いました。
すると、おりんは村中を一軒一軒回って、身内が一人も死んでいない家を探すのですが、そんな家は一軒も見つかりません。
とうとうおりんの子供は死んでしまい、道元のところに戻ったおりんは、「身内が一人も死んでいない家なんかありはしないじゃないか!」とかみつきます。
すると道元の弟子の一人が、おりんに向かってこう言いました。
「道元様は、そのことをお前に知ってもらいたかったのです。」と。
辛かったり、悲しいのは自分一人だけではありません。
喜びも苦しみも涙も・・・、あるがままに。
人と人が共に生き、喜びや悲しみを分かち合い、明日への希望の光をどのように見出していくか・・・。
そんなメッセージが聞こえてくるような映画。


