少し前、私の髪を担当してくれていた美容師さん(以下A さん)が亡くなられました。
昔から美容室(美容師さん)が定まらず、数回行くとやっぱり気に入らなくて、転々としていた私。 カットやパーマが気に入っても店の雰囲気が落ち着かなかったり、担当の人がやたらお喋りで嫌になったり…
7、8年程前に友人に紹介されたのがAさんでした。
年齢は私と同じ位で、いつもゆる〜い感じの服を着て、飄々としたとても魅力的な方でした。 お客さんとの距離感も程よくて私には珍しく、とても気に入った担当の方でした。
彼女に最後にカットしてもらったのは去年の年末頃でした。 一年半ぶりのカットでした。 抗がん剤治療をしてつるっ禿げになって、ボサボサにやっと少し伸びた私の髪を見たAさんは 最初少し驚いていたけど、話しを聞いてくれて寄り添ってくれました。
同情するわけでもなく、興味本位にあれこれ聞くわけでもなく、私の話しにうん、うん、とただ頷いて、いつものカフェの話しや芸能人の話しに…。
もしかしたら、部位は違えど私と同じ病気
だったのかなぁ…
いやいや、癌だけが怖い病気なわけではない… でも、少し前まで美容師というハードな仕事をしっかりこなしていたんだよね…
余計な詮索をしてはいけないと思いながらも 色々思ってしまう…
もうそろそろカットに行きたいんだけどな… Aさんは居なくなったけれど、私はきっとまたあの美容室に行くと思う
今まで居た人がもういなくなってしまうなんてね…辛すぎる…
彼女のご冥福をお祈りします
《追記》
しなーっとカミングアウトしましたが、わたし、2019年の11月に子宮体癌を告知されました。 毎年やっている検診でです。あ、でも、頸がん検診は毎年していたけど、体癌は2年位空いていたのかな?
そのクリニックの先生には早い段階で見つけて頂いて感謝しかありません
手術も負担が少ない腹腔鏡手術でした。
まだ両親にも言えてなくて、知っているのは親しい友人3人と姉夫婦と先程のAさんだけです。
普段のblogの中に病気のことも自然に書いていけたらなぁ…と思います
これからもよろしくお願いします