1988年に掲げられたNIKE社のスローガン、、「Just Do It」
10歳の頃、バスケと出会って直ぐにこのキャッチフレーズが目に飛び込んで来たのを覚えています。
30年以上経っても未だ色褪せることなく、心に響くものがあります。
「ただ、やるのみ」とか「とにかくやれ」みたいな訳がポピュラーでしょうか。
ストレートなメッセージ性にやはり心惹かれるのですが、、
何となくニュアンスが格好良いというのが本音で、
実は30年以上もの間、この言葉の意味に関して自分なりにしっくりと来るものがありませんでした。
しかしながら、人生の不思議なのか、人間の不思議なのか、フッと答えが現れる瞬間というのがあります。
実はその答えが今日、分かったんですね。。
そのきっかけを与えてくれたのは初めて入社した会社、そして独立する直前に勤めていた会社の先輩でした。
一緒に働いている頃は違う店舗でしたし、そんなに関わった覚えもなく、のほほんとした優しい先輩くらいの感じでした。
しかし、何と形容したらよいか分からないのですが、一言で言うなら突出していると言う表現が適切かなと思います。
とにかくトレーニングやスポーツが大好きで、トレーナーという仕事を心から愛し、自分のあるべき姿や
なりたいイメージが明確な人でした。思い出は尽きませんが、フト思い返すと企業理念や行動指針を
決めるにあたって幹部陣でチームに分かれてブレストしていた時に「ルーの法則」をベースにしようと
仰っていたのを今でもよく覚えています。因みにルーの法則とは生理学における古典的な基本原則であり、
「身体の機能は適度に使うと発達し、過度に使えば障害を起こす」という法則です。
所謂ところの運動・栄養・休養というやつですね。。
そして周りから見てどんなに辛い状況でも弱音を吐かない、お客様のことを第一に考えて行動する
私とは比べものにならない立派なトレーナーでした。
職場や立場が変わっても、どこまで行っても生粋のトレーナーだったと感じます。
自然と過去形になってしまうのが、とても寂しいですが、事実を受け止めなければと思います。
誰からも愛されたその先輩は一昨日、天に召されました。
今でも信じられません。
今まで彼の口から人の悪口など聞いたことありません。
そして彼を悪く言う人も知りません。
良い人ほど早く逝ってしまうと言うのは、余りにも月並みですが、
今朝の訃報にあたってはそれは事実だと思うほかありませんでした。
先輩がルーの法則って言ったのに、、過度に使い過ぎたんじゃないですかと
今は問いたいです。小さなお子さんのことを考えると心中察するに余りあります。
ただ、最後の最後まで自分と向き合われたのではないかと思います。
何せ自身の練習中の不幸ですから、誰に止められる訳でもありません。
本当に凄いトレーナーでしたし、これを持って死ぬまで尊敬できる人になりました。
10年余り同じ会社で同志として共に過ごした時間を決して忘れません。
本当にありがとうございました。
先輩、、Just Do Itって「ただ、ひたすらに!」ですよね?