◆Weekly Report
(7/25〜7/29)

ユーロドル相場

上昇ベースで、1.02ドルを挟んでのもみ合いとなりました。

週序盤は、前週の流れを引き継ぎ、ユーロ高ドル安ペースで進みました。
1.00ドルからのテクニカル的な自律反発の動きにより、大幅下落に対する調整が入り、週頭から1.01ドルを回復する動きとなりました。
また、今週控えるFOMCに対して、好調な米経済指標を基に、7月会合で1.00%の利上げ期待があり、ドル高推移となっていましたが、0.75%の可能性が高いと発表されると、織り込まれていたドル高が多少ドル安に転換し、ユーロ高ドル安推移が強まりました。
また、欧州ロシア間の関係悪化状態により問題視されていた、ノルドストリームの定期点検修理による天然ガス供給問題も、供給再開が報道されると、ユーロ高推移となり、1.02ドルを目指す動きとなりました。

週半ばは、21日に控えていたECB理事会に向けて、0.25%か0.50%の利上げが検討されていると報道され、ユーロ高推移となりました。その後更に、0.50%の利上げが強く検討されているとされ、大幅なユーロ高推移となりました。
ですが、イタリアにおいてドラギ首相が辞任したという報道があると、イタリア政局不安から、ユーロ安推移となり、多少上昇幅を縮める展開となりました。
注目されたECB理事会ですが、0.50%の利上げが発表され、大幅な利上げ発表からユーロ高推移となりました。
ですが、南欧諸国の金利が上昇することによる、欧州域内格差を無くす為の、新たな債券買い入れ措置として、TPIという措置が発表されました。ECB側は、TPIの導入により、更なる利上げを行えるとしていて、前向きな導入となっていますが、市場意見としては懐疑的な見方が強く、どうなるのかわからない不安点から、ユーロの上値が多少重くなりました。

引けにかけては、欧州経済指標が予想を大きく下回るなど、景気後退懸念が浮上し、ECBの大幅利上げによる景気後退懸念も相まって、大きくユーロ安推移となりました。
ですが、米経済指標もあまり良くなく、米長期金利の低下などから、ドル安推移も強まり、下落幅を戻す推移となり、引けました。


テクニカル的には、
前々週末からの流れで、1.00ドルからの反発意欲が強く、週頭で1.01ドルを大幅に超えた事から、上昇ベースでの推移となりました。1.03ドルを目指す動きは何度か見られ、7月頭の大幅下落を回復出来るかと思われましたが、欧州長期金利の影響で上値は重かったです。逆に、7月頭の大幅下落が一旦ストップした1.01620ドル付近が意識され、下値はそこが支持帯となり、1.02ドルを挟んでもみ合ってました。


ドル円相場 

大幅に下落した週となりました。

週序盤は、7月FOMCに対して1.00%の利上げが期待されていましたが、0.75%の可能性が高いとされ、ドル安スタートとなりました。
また、発表された米経済指標があまり良くなく、ドル安推移となっていましたが、21日に控えていた日銀会合で、緩和継続の可能性が高いとされていた事で、そこまで大幅なドル安推移とはなりませんでした。

週半ばは、特に目立った要因はなく、米長期金利の動きに引っ張られながら、もみ合いとなりました。また、21日に控える日銀会合、ECB会合の様子見もあり、ドル独自の動きというよりは、円、ユーロなど、対ドルでの通貨に引っ張られての動きとなりました。
注目された日銀会合ですが、予想通り緩和継続の発表となりましたが、同時に円安牽制発言もあり、もみ合いとなりました。
ですが、黒田日銀総裁から利上げの可能性が否定された事で、円安が強まりました。
その後、ECB理事会があり、ユーロドル相場においてユーロ高ドル安推移となった事で、ドル安に引っ張られ、更に米長期金利も下落した事で、大きく下落となりました。

週末にかけては、米長期金利の下落、米経済指標の悪化により、ドル安推移が強まり、大きく下落しました。また、前週からの高値反落の流れから、これまでの上昇に対する決済も多少見られ始め、下落が売りを呼び、売りが下落を呼ぶ流れとなりました。
節目付近で下落が止まるところを見ると、やはり日米金利差が根強く意識されているので、よっぽどの事がない限りは、大崩れは無さそうです。


テクニカル的には、
週序盤で138円台をキープする動きとなっていましたが、上値がかなり重く、前々週もみ合い高値の137.50円付近が支持帯として、もみ合いとなっていました。週末にかけて、高値を目指す上昇もありましたが、大きく跳ね返され、投資家心理の悪化から、下落基調となり、137.50円を割り込み一時136.00円も割り込む推移となりました。引けでは、136円台は回復しての引けとなったので、今週頭でどの程度キープ出来るかが、上昇の鍵となりそうです。


今後の展望

FOMCが控えています。
前週頭で、これまでの1.00%の利上げ期待が後退し、0.75%が妥当ではないか、という展開となっています。前週、日銀会合、ECB会合がそれぞれあり、都度今週控えるFOMCを意識して、為替に結果が反映されていました。なので、0.75%発表がかなり織り込まれた状態となっていて、仮に0.50%の発表だった場合、ドル売り推移となってもおかしくないです。
また、次の会合が9月となるので、イベント通過により、これまで急ピッチで上昇していたドル円の、ポジション調整が起こる可能性もあるので、イベント後の動きには注意が必要です。

イタリアのドラギ首相が辞任した事で、政局不安が問題視されています。一部では、9月25日に総選挙を行う予定で、それまでユーロの上値が多少重くなる可能性があります。

ECB会合で発表されたTPIに関して、疑問視する声が出ています。ユーロ圏での国際断片化防止策として導入されたもので、これにより今後ECBは更なる利上げに踏み出せる、と発言されています。
ですが、市場的にはあまり納得されておらず、懸念点からユーロ安推移をする事が多くなっているので、注意が必要です。

ロシアと欧州を結ぶノルドストリームによる、ガス供給が再開しました。
欧州とロシアの関係性が悪化していた事から、21日の定期点検修理後も、ガス供給が再開しないのでは、という憶測があり、ユーロの上値が重い状況が続いていました。
ですが、供給再開によりユーロ高推移となりました。ただ、全てが解決し、欧州ロシア間の関係性が回復した訳ではないので、今後もユーロの上値が重い状態は続きそうです。

日米金融差により、ドル円相場が荒れそうです。
注目点は、発表に対してどの程度の反応をするのか、利確がどの程度入るのか、高音を目指す動きはあるのか、などです。
日銀黒田総裁の発言から、日銀の利上げの可能性がほぼなくなった事で、日米金融差がほぼ埋まらない状況となりましたが、ドル円相場でそこまで大幅な上昇は見せていないので、高値を目指す要因になるのかどうか注目です。


以下、各主要通貨のテクニカル上の見立てとなります。

ユーロドルは、
ショート優勢のもみ合いとなりそうです。
ファンダメンタル的に、ドル高要素が強いです。テクニカル的には、週頭でどれだけ1.02ドルをキープできるか、が鍵となります。現在、7月7.8日付近で意識されている1.01620ドルが、支持帯として機能しているので、1.02ドルをキープ出来れば、底が1段切り上げとなり、上昇意欲が強まります。逆に、1.03ドルを目指し、反落され続けると、投資家心理悪化により、下落基調となりそうです。

ドル円は、
ロングベースのもみ合いとなりそうです。
ファンダメンタル的にドル高円安推移の可能性が高いです。前週末、136円台は割り込みたくない様な推移を見せたので、まずはそこをキープ出来るか注目です。反発した際は、日足ベースでの25日移動平均線が上にあるので、そこを超える余力があるかどうかで、137円台回復の有無を確認したいです。逆に136円台を下回った場合、まずは直近安値である135.50円付近を超えるかどうか、次に135.20円、134.60円、134.00円などが意識されそうです。


<特に警戒すべき経済指標>

26日
08時50分 日銀会合議事要旨
22時00分以降 米国経済指標多数
IMF最新世界経済見通し公表

27日
27時00分 FOMC
27時30分 パウエルFRB議長発言

28日
21時30分 欧米経済指標多数

29日
14時00分以降 各国重要経済指標多数


<EA稼働予定>

■7/25(月)
ロンドン時間から様子を見て、稼働。

■7/26(火)
20時00分までに一旦ストップ。その後、24時00分以降、相場が落ち着いていれば、再稼働可。

■7/27(水)
24時00分までに一旦ストップ。その後、29時00分以降、相場が落ち着いていれば、再稼働可。

■7/28(木) 
20時00分までに一旦ストップ。その後、24時00分以降、相場が落ち着いていれば、再稼働可。

■7/29(金)
非稼働推奨。


注)オフ予定の時刻までに利確できなかった場合、損切りで手仕舞いもあり得ます。

※ファンダメンタルに強く左右される相場なので、しばらく止めておくのも1つの手かと思います。

 

7末に履歴開示しますね!!

さてさて利益は出てるのか?w