ごきげんよう!ゆうぽんです!

 

 

さて今日は「管理と確保」と

いうテーマでお届けします。

 

なにか新しいことを

始めようとするときや

 

いままでやってきたことを

進化させたいときなど

思うように

変化出来ないときがあります。

 

スティッキングポイント

とか

膠着状態ともいう人もいます。

 

この変化したいのに

上手くいかない。

 

そんなときの

ヒントに世阿弥

「たけ」「かさ」「くらい」

という考え方を

ご紹介させていただきます。

 

「かさ」とは「量」

稽古量や回数など

変えられる事の象徴です。

 

 

「たけ」とは「長」

体型、容姿など生まれつき

備わった美点の例えです。

変えられないものの象徴です。

 

質と量はどちらを優先するのか

これはどんなに聞いても
変えられる事に取り組むべきだ
と答えが返ってくると思います。
 
ダイエットでも
理想の体型になるために
身長を伸ばそうという人はいません。
体重を変えるための手法は様々です。
 
 
技芸の上達にしても
稽古の時間を確保して
質の向上を求めます。
 

量が最優先

 
人間の生活に必要な水も
量と質が大切です。
 
 
たくさんあっても
泥水では飲めません。
 
 
もの凄くキレイな水でも
量がなければ生きていけません。
 
量と質は同時に必要に思います。
 
実際の飲み水は
量が確保されて
浄水場で濾過され
質を管理することで私たちに届きます。
 
 

なぜわかっているのに出来ないのか

 
時間の確保ができて
はじめて「質」の管理に
取り組むことが出来ます。
 
 
多くの場合なぜ質が
向上できないかといえば
量の確保が出来ていないからです。
 
しかも「確保」が流動的になっている
そんな確保では質の向上は不可能です。
 
 
水曜日の13時~14時に稽古時間を確保しました。
当日になって
ダブルブッキングでリスケお願いします。
これは「確保」ではありません。
 
 
 
居酒屋で10名予約
当日行ってみたら5名分しか席がない
これも10名分確保されていません。
 
絶対量を保つことを確保といいます。
時間0なら何も出来ませんから
無条件で時間確保が大事です。
 
 
ブログを書くのに1記事30分だったら
どんなにがんばっても1日24記事までです。
20分では1記事完成しないことは確定します。
何をするにも時間の確保は最優先です。
 
多くの場合、質に取り組むべき
時間が「確保」されていないのです。

能楽の伝承

 
量の「確保」は目に見える物はすぐに取り組めます。
 
 
しかし考える為の
時間の確保は非常に困難です。
 
それはなぜかといえば
はじめは空っぽだからです。
 
 
なにもない空白が出来るのですから
なにか出来る事をしていた方が
質の向上に役立つように思えてしまいます。
 
量の確保で時間という器をつくる
 
質の管理で器の中に入れる事柄の質をあげる
 
この管理基準が「位」にも例えられます。
品位、品質のような意味合いです。
 
 
世阿弥は「風姿花伝」で
生まれ持った
美点について語っています。
 
初心者もこれをみて
自分には才能がないと
諦める場合がある。
 
しかし
変化出来る稽古量に取り組むことで
変わらないと思っていた物が変化し始める。
 
そのために絶対必要なのが
量の「確保」です。
 

質よりも時間の確保が最優先

 
手帳に13:00~14:00と書いたら
1時間は確保、他の予定を入れたら
確保になりません。
 
しつこいようですが「確保」こそが
質にとりくむ最低条件です。
 
今回は抽象的なテーマだったので
わかりにくかったですね~
 
やりたいことはいっぱいある
でも時間0
これではやりようがありません。
 
何かやりたいこと、
進化させたいことがあったら
必死で時間の確保に取り組んでみましょう。
 
質は後からついてきます。
 
いつも最後まで読んでいただき
有り難うございます!
 
またお目にかかりましょう!!!