恋は盲目。



この言葉の意味が分かるようになるまで
一体どのくらいかかったのだろう。



順を追って・・・・・






















彼と出会いこれが最後かなと思いながら
交際開始。



彼は一人暮らしをしていた。



遊びに行くと料理を作ってくれたり
何でもない日にプレゼントをくれたりと
尽くし型の人だった。




付き合って1年が経つ頃
彼との喧嘩が増えだした。

それでも和解して付き合っていた。






月日が経つにつれ
彼の家は綺麗だった最初の頃と違い
洗濯物は溜まり、
シンクは食器だらけ。
部屋にはホコリがたまっている。
ゴミ捨てだけかろうじてしてある状態だった。



仕事が忙しいんだろうなあと
彼の家に行くたび
家事をするようになった。




「ユディさ、ごはん作ってよ」





彼があたしに求めるものが
多くなっていった。



あたしは何にも思わず
家事炊事を行うようになっていく。。



それが彼女の役目なのだと
錯覚していたのだ。






なぜこの頃
会社や彼にこんなにも
自分を犠牲にしていたのか。




過去に戻れるなら言ってあげたい。



自分を大切にしてあげてほしい、と。






次回・・・
モンスターとの生活。