子供達がカナダの学校に通い、日本の学校と違ってビックリしたことをまとめてみました
1位 先生へのギフト
クリスマスと学年末(6月)にお世話になった先生にギフトを渡す習慣には最初驚きました
学校の先生に贈り物なんて、賄賂っぽいと思ってしまうのは日本人感覚なのかも
カナダの先生は遠慮なく受け取ります(笑)
先生側も必ず「サンキューカード」を用意しており、ギフトを渡すとカードをくれます。
(ギフトは決して強制ではないので、もちろん渡さない人もいます。)
クリスマス前には大きな紙袋を持って登校する生徒が何人かいるのがお馴染みの光景。
毎回のギフト選びも一苦労
最初の年は、日本っぽいギフトをあげたりもしていました。
2年目からは手軽なギフトカードで。
カナダでは、スーパーやドラッグストアでたくさんの種類のギフトカードが売っています。
(画像はお借りしました)
スタバなどのコーヒーチェーン店のギフトカード(20ドルくらい)が一番手軽で便利でした
2位 先生のストライキで休校
子供達は公立の小学校に通っていましたが、先生のストライキで10日間くらい休校になった日がありました
先生の待遇改善を求めて組合がストを決行したようですが、大人の都合に振り回される子供達
ギリギリにならないと学校があるかどうか分からずヤキモキしました。
共働きの家庭は、預け場所を確保しなくちゃいけないのでかなり大変だと思います。
しかしストライキ決行で、政府から休校による補償として全児童にお金が振り込まれたのはラッキーでした
3位 休み時間は必ず外遊び
冬は−20℃まで低下する極寒の地、カナダですが、子供達は体感気温−20℃以下の日以外は基本的に教室から出され、外遊びしなくてはいけませんでした(雨や吹雪等悪天候の日を除いて)
日本の学校の運動場のように遊具があるわけでもなく、何もない原っぱで遊ぶのみ。
冬は雪で遊んでいましたが、雪合戦は危ないので禁止とのことでした。
冬は毎日スキーウェア+スノーブーツで登校。
脱ぎ着に時間がかかって、休み時間も減ってしまうらしい
4位 ハロウィンはコスチュームで登校
毎年10月31日はハロウィンですが、祝日ではないので、平日なら学校があります。
学校はコスチュームで登校してOK
(銃やナイフ、ゾンビ等のコスチュームは禁止)
娘は魔女のコスチュームで登校したこともありました(お友達は鹿のコスチュームでした)
低学年はお菓子を食べたりクラスパーティーをしますが、高学年になるとコスチュームを着たまま普通に授業。
コスチュームを着るも着ないも自由なので、普段着で登校する児童もいれば、気合いの入った全身コスチューム姿の子もいたり。
それで普通に授業してる光景は、想像するだけで異様な雰囲気
もちろん先生もスタッフも皆コスチューム姿!
先生が一番気合い入ってたかも
ハロウィン以外にも、オレンジシャツデーやピンクシャツデー、パジャマデーなど、色々な服を着て行く日がありました。
5位 セキュリティー対策万全
学校にはいくつかのドアがあるのですが、登下校時以外は施錠されていました。
メインドア以外のドアには外側に取手がなく、外からは開けられないようになっていました。
登下校の際はドアの前に先生がいて、ドアがを押さえてくれました。
もしドアが閉まって中に入れなくなった時には、ドアを叩いて、中にいる人に開けてもらわなくてはいけません
不便ではありますが、不審者が学校に入れないので安全です。
北米は子供の連れ去りも多いので、日本の学校よりもセキュリティーはしっかりしていると思います。
外遊び時には先生の他に専用のスタッフが子供達を見守っています。
転校したばかりの頃、昼休みに子供達の様子を見ようと学校の近くに行ってみたら、見守りのスタッフに「子供に用事があるならオフィスで許可を貰ってきて!」と注意されました
息子にこっそり忘れ物を渡した時も見つかって怒られました(←懲りない人)
用事がある時には、学校のオフィスに行き、事情を説明すると学校内に入らせてくれます。
が、英語で説明するのが大変でした
学校ではないけれど、市が主催するサマーキャンプでも、子供を迎えに行く時は毎回、身分証を提示してチェックを受けてから子供を連れて帰ることができました。
子供達も12歳までは、保護者が登下校に付き添わなくてはいけないし、子供達だけで出かけることもできません。
そんな生活に慣れていたので、日本に帰国後小学校低学年くらいの子供達だけで出かけている姿を見てビックリしてしまいました。
私自身、日本の学校しか通った事がなかったので、カナダの学校のシステムが分からず戸惑ったり、驚いたりすることがたくさんありました。
日本に帰国して、日本の学校の一番良い所は学校給食
安くて美味しくて栄養満点の給食制度は最高だと思います