真夜中の電話。相手は公衆電話らしい。
知り合いならともかく、変な人だったら女の声ではなめられる。
が、夫はよく眠ってるので、仕方なく私が出る。

すると案の定、酔っ払いのオヤジが
「あ~、サッチャン。ここんトコご無沙汰~。
悪かったネ~今から飲みに行くからさ~待っててよ~」

「サッチャンじゃありません。……お電話ちがってますよ」
と低めの声で答えたら、
「あ~ごめん。マリちゃんだったのか~!
マリちゃん、怒らないでヨ~~」


いっそガチャ切りしてやりたいが、最近の公衆電話は
リダイヤルできるようだし、とにかく間違い電話であることを
認識してもらわなければいけない。


ムリヤリ夫を起こし、男の声でガツンと答えれば、
さすがに酔いもさめるだろうと思ったが……


夫が「もしもーし」と電話に出たとたん、
「あっ、マスター! 久しぶり~~」とヾ(@^▽^@)ノ
相手はさらに はしゃいでる様子。

夫「ちがいます。間違えてます」
オヤジ「え~~っ、ポピーと違う~~?」

にせポピー

……やっぱり、またポピーと間違えてる!

「ポピー」というのは、かつて地域にあった小さなスナックで
電話番号がウチとビミョーにひっくり返ってる看板を見た時から
イヤな予感に襲われた店である。Σ(゚д゚;)

サッチャンとかマリちゃんとかいう名前からしても、
熟女がいそうなスナックである。


そんなこんなで相手も謝り、電話をやっと切ることができた時も
可笑しいやら、情けないやら。Zzz…(*´?`*)。o○
眠いんだけど寝付けなくなり、睡眠不足。
今日はずっと頭がボーッとしていた。



かつて家電が飲み屋と似た電話番号だった先輩女性が、
よく同じ目にあい、

「ママ、今から行くから、店開けて待ってろよ~」と言われると
「ああ、待ってるよぉ~♪」と答えてたらしい。

ご当人は、真夜中に閉った店の前に立って、
何考えてたのかなぁ。



例の本家もソバ屋とよく似た電話番号で、
義伯母は、確認もせず一方的にソバや丼物の注文をされると
「ハイ、かしこまりましたァ」と平然と答えてました。( ̄□ ̄;)!!


お互い、間違い電話には気をつけましょう。
けど、もし電話の機能が昔並だったら
私も サッチャンマリちゃんになりきって、
「待ってるわ~必ず来て~」と甘い声を出してやったんだけどさ。

科学の進歩ってのも、野暮だわねえ。


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