(前回のつづきです)

ドラマ『流星の絆』で
幅のせまい堤防の上を、二宮和也くんと向かい合って
歩くシーンで、私の確信はさらに深まりました。

ゆっくりトコトコ前進する二宮くん。
(それだって堤防の上なので怖い)
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その二宮くんの顔をじっと見ながら、錦戸亮が後ろ向きで
まったく重力を感じさせない歩みをし続けた!

おそらく無意識で、しかも淡々とセリフをしゃべりながら。

できる? 誰がってことですが。
アニメの『ルパン三世』並ですよ。


このドラマでは、屋上のシーンでも感動しました。 
二宮くんの長いセリフの相槌がほとんどなのに、
黙って立ってる錦戸亮の体の重心の置き方といったら!


他の役者が長ゼリフを話してる間、
特に目立った反応を示せないときって
舞台俳優でも役になりきって聴くのがせいぜい。


錦戸亮はこの最も「難しい間」に
(映像なら編集でカットされるか映されないことが多い)
芸術的な重心の取り方で、宇宙を感じさせてくれた。


「顔」で間を取れる俳優なら他にたくさんいるけれど、
体で本能的に演じてたとしたら、凄すぎるぞ、錦戸亮……


【つづく】 次回は錦戸亮の身体能力の秘密?に迫ります。


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