(前回のつづきです)

そんな頃、自宅の郵便受けに、1枚のチラシが。
美容室C。
ちょっと遠めだが、なんとか徒歩圏なのが有り難い。
外階段をのぼる店だった。
手すりにつかまり、時間をかけて上った。

なにより安い!!!
1000円カットと違って、
(千円カットは夫の行きつけだが、私の利用には禁止令が)
一応、美容室である。
1700円くらいで、シャンプーカットしてくれる。
数百円の差で、ヘッドスパ(短時間コース)もしてくれる。

変わり者のオバチャン先生が一人でやっていて、
年の功か、旅行やバーゲンのような話は
いっさいしない。

髪に関する話と、お昼に(オバチャンが)食べたパンの話、
そしてレディー・ガガの話だけする。 笑

美容師にしては作業の動作が少し雑なのは、
この際、大目にみよう。。

しかし帰宅後、夫からは大不評。
「カット、へた! もうちょっとセンスある店に行け!!
大塚寧々に見えない!!」と、西日の射す部屋でののしってくる。
   ↑
 最初から、見えてない…けど。
 昔デジパーかけた時、髪形だけは似てたからかな?

そのうえ ため息までつき、
「お前が…なんか、カワイソウに見えてくる」

ムキーーッ!!!!   同情するならカネ入れろ~!
CD山脈、なんとかして~~~。


そんな青い鳥を探しての、ぐるぐる廻りの後、
自宅からすぐの場所に、今の美容室がオープン!
やっとめぐり会えました。
青い鳥は、すぐ近くに。

小さくて静かな、そして丁寧な技術の美容室。
かなり今の理想に近い美容室。
どうか前の店のように、なくならないで。
私の近くに、在り続けてください。 
                      

余談になりますが、学友のQ君。
丸坊主にしか見えない超短髪のサラリーマンだが。
宴会の際、女子が白髪染めするか否かの話をしてたら、

「僕、この髪、青山の美容院で切ってるんだ~~
と言い出し、一同 あぜん。 

ちなみに青山は、彼の自宅最寄りではなく
仕事先があるわけでもない。 
むしろ逆方向の青山に、わざわざくり出しているのだ。

……なんとか立ち直った私、
もしや海老蔵似をめざしてるのかな、と思い直し
「あのー、青山の美容院で、なんて言って注文してるの?」

Q君 「短くして」。

あ、青山には、青山のボーズがあるのかもしれませんね。。

(おしまい)                                                   

ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。


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