昨日は消化器内科の受診日。診察前に採血と造影CTを行い、今回行った肝動注化学療法の効果を確認しました。

結果は肝臓の右側のがんには効いていて小さくなっていたけど、左側のがんには効いてなくて大きくなっていました。また、肺にもまだ小さいですが転移が二つ見つかりました。

肝臓について、何らかの理由で肝臓に本来通っているはずの太い血管が潰れていて、別ルートの血管を使って肝臓に血液が流れているようです。更にこの血管が急角度で曲がっている。絵を描いて、血管の映像も見ながら丁寧に説明してくれましたが、僕の語彙力ではこれ以上上手く説明できません。
とにかくかなり珍しい状態だそうで、そんな中前回の治療では何とかカテーテルを通して下さり、抗がん剤を注入して貰ったのですが、左側には上手く薬が流れなかったということのようです。

この説明の後、しばらく沈黙が続いたので、"これ以上打つ手無しかぁ"と思っていたところ、先生がもう一度左側にも薬が流せるように、普段使われていない血管があるのでこれを使って、胃など他の臓器に薬が流れないようにコイルで塞いだりして治療する方法について説明してくれました。







やった方が良いのか?効果の見込みがあるのか?を尋ねると「左側のがんは急激に大きくなっているので、このままでは肝機能の症状が出てきてしまう恐れがあるのと、薬が届いていた右側は効いていたことを考えるとやった方が良いと思う。効果は6割位は期待できる。」と。

こういう例は珍しいのか聞くと「はいっ」と即答で一言答えた後に続けて「恐らくこの治療は他では出来ないと思います。」とのこと。(自分では言わないけど、この先生は肝動注を専門にされている先生なので、外に出来る人は居ないと言うことですね)

肺についてはまだ小さいので、経過を見て良いと思うのと、肝臓のがんが勢いがあるので、こちらを抑えられれば、肺も大きくなるのを防げる可能性があると。

僕も妻も今出来る最善だよねとお願いすることにしました。今月半ばからの入院治療となります。

厳しい状況は続きますが、諦めずに向き合ってくれる先生方の存在は心強いですし、応援してくれる、見守ってくれる職場の仲間や友人知人の存在にも支えられています。妻と子供たちは出来る治療があって良かった、自分たちに出来ることを頑張ろうねと励ましてくれています。
僕自信もこれまでと同様に自分に出来る最善目指すという想いに迷いはなく、前を向いていますので、引き続き皆さんにも見守っていただけたら嬉しいです😄