ジェダイの皆さんこんにちは。

 

私の世代だとスターウォーズは一作目から見ているのが普通です(劇場じゃなくて多分テレビで見てるけど)。

そんなで、どうしても思い入れが強い、一番最初に作られたスターウォーズのちょと前に位置するスピンオフがこちら。

なんとかスカイウォーカーみたいに、歴史に名を残さなかった、デススターを巡る「英雄」の話です。

 

映像がロマンチック。それにかぶせてくる音楽も素晴らしい。

惑星ジェダの空はいつも切ない夕陽のような色で、そこに飛んでいるどの惑星から来たのか分からない沢山の宇宙船。

惑星スカリフの青い空とヤシの木のビーチ。

帝国軍の建物特有の細長い光。(寺沢武一先生がよく、コブラで使ってた奴)

影だけで存在感を出してくるダースベイダー。

 

人と人との繋がりもしっかり描かれていて、登場人物の誰もが誰かを想っている。

そういう湿度の濃さがある。

 

そう、お涙頂戴というか、昔のチャンバラ映画風の人情劇なんですね。

 

ただ、途中から「勝つか負けるかじゃない、戦うか戦わないかだ」みたいな流れになり、おいおい、戦争美化しすぎだろ、と思います。

一緒に見ていた夫はこの流れでちょっと醒めちゃったみたいです。

結局反乱軍ってテロリストみたいだな、って。

 

「フォースとともに」と言えば、死は個人の死ではなく、大義の為の尊い犠牲。「ありがとう、あなたのことは忘れないわ」と言われる対象になる。これ、特攻隊とどう違うのか。同じようなメンタリティですよね。

ハリウッド映画ってどうして大作になるほど、こういう自己犠牲的な死の美化と大量殺戮劇になっちゃうんだろう。

 

ただ、面白かったんです。私。すごく面白かったんです。

この映像の中に入って、自分もその世界にいたいと思っちゃうぐらい面白かったんです。

主要な人物がバタバタ死ぬのも、「ありがとう。あなたが命を懸けて戦ったお陰でその後反乱軍は」みたいに、清々しく感じたんです。

 

誰よりも平和を愛すると思っていた自分の中に、自己犠牲を良しとする感性があったのか。ショックだ。

 

そもそも「スターウォーズ」というタイトル通り、戦争ものなんだから、人が死ぬのを美しく描くなと言うほうが無茶なのかもしれない。でもさ、戦争美化じゃない何かがあるから、これだけ沢山の人の胸を打つサーガになってると思うんだけどね。

 

取り合えず、ツイッターでの噂通り、座頭市ドニーさん無双は見応えあります。