空海の足跡と密教の歴史を紐解く文献や資料(自筆の書など)、経典、絵画、錫杖や独鈷杵などの法具類、曼荼羅、どれも素晴らしかった。
そして今回のお目当ての仏像がね、もう、ため息が出るくらい感動。
ずっと口が
こんな感じのライティングで雰囲気も最高だった。
(画像はニュースサイトより)
なんか【ブラックエンジェルズ】でもこんな所で戦うエピソードがあったけど、あんな怖い感じじゃないからねw
それでは、これから特に印象に残った仏像をいくつか。
ちなみに、当然のことながら会場内は撮影厳禁。
今回の記事に載せる仏像の画像は既にネット上に公開されている、会場で展示されていたものと同一のものの画像を引用している。
決して盗撮・加工した画像ではないのでよろしくねw
大威徳明王 騎牛像
仏像の台座として配される物や生物にはそれぞれ意味があるらしく、この場合牛は"死の神の象徴"で、それを調伏しているということらしい。
殆どの場合、牛は座った(跪かされた)姿勢で造られるらしいが、こんな珍しいタイプも展示されてた。
画像は正面からのものしか探せなかったが、横から見ると【おーい!はに丸】の"ひんべえ"みたいで可愛いかったぞw
如意輪観音菩薩 坐像
説明文によると水辺に纏わる菩薩らしく、水辺で悠々とマターリしているイメージの造型らしい。
オレの後ろで見ていたカップルの女が『なんか、やる気なくね?』とか言ってたが
言うなよ!オレも思ったけどw
持国天 立像
増長天 立像
この絶妙な腰の捻り、首の角度...ウットリ。
帝釈天 騎象像
何故
さて、帝釈天と言えば真っ先に思い付くのは【男はつらいよ】だが...
この画像ではあまりそうは見えないけど実際に見ると男っぽく、それでいて安らかな表情が故・渥美清に見えてくるんだよねぇ。
そして今回一番グッときたのが...
降三世明王 立像
過去・現在・未来に於いてあらゆる煩悩を打ち祓うという、オタクにとって有難いような恐ろしいような明王でございますwww
力強く踏みつけ調伏しているのは外教の最高神・大自在天(だいじざいてん)と、その妻・烏摩(うま)。
メジャーな別名だと、ヒンドゥー教のシヴァ神とパールヴァティ。
もうね、このアグレッシヴなスタイルと胸の前で小指を絡めてグッと結んだ印にメロメロですわ。
今回全部見て回るのに2時間弱かかったんだけど、本当に充実したひと時だった。
カッコつけるつもりじゃないけど、たまにはこういうプレミアムな体験も大事だな~、と。
オタク的見地からも色々と妄想できて楽しかったし。
板に彫られた半立体の曼荼羅を見て
「スゲー!この仏さん、MGのパイロットフィギュアより小っちぇー!」
って興奮したり...
仏像って昔は金色だけじゃなくもっとカラフルに彩色されてて、現存している仏像にはその名残りが端々に見受けられるんだけど
「もっとこう、プライマーみたいな下地処理を昔の人はどう考えてたんだろう」
って要らん世話を焼いてみたり...
木彫りの本体に対して違うマテリアルの金属で作られた装飾品を見て
「デカいエッチングパーツだなや」
と罰当たりなこと考えたり...
いやいや、本当に楽しかった。