実感湧かなかったなぁ。明日手術するって。
私は普段通り生活していました。
普段通り夜12時に寝て、朝4時に起きて、16時まで働いて。

明日手術するんだ!

何人かには言いました。
ずっとこのことを知ってきてくれていた人達に。

ただ職場には言えていないですね。
内容が内容って言うのもあるのですが、私の職場は年末年始が1年で一番の繁忙期なんです。
(だから、前に手術するぞ!って決めた時は繁忙期が落ち着いた2月を予定していた)
繁忙期って走り回るんです。普段から走り回る職場なんですが、さらに走り回るんです。

別に言っても良かったんですが、こんな忙しい時期にこのご時世で不要不急な手術をなぜした?といわれるだけなので。
周りにとってはこんな繁忙期にやるもんじゃないって思うだろうけど、私にとっては今しないといけなかったの。緊急だった。
治るのに1ヶ月ぐらいかかります。
ヨガを含め運動は全て短くても3週間はできません。
走ったり、長時間歩いたり、階段を駆け降りたり駆け登ったりも禁止。
常に走り回る職場でそれができないなんて致命的であり社会人として意識が低いですが、もう精神的に限界だったんです。
私にとっての優先順位は、仕事でもなくお客様でもなく、自身の精神面の安定でした。
もちろん繁忙期だし仕事面で自分がしんどくなるだけだという思いもありましたが。
手術をすれば、多少たりとも希望が見える、努力をしたと証明できる、気持ちが楽になると思い、また
早く会って早くしたい、この寂しさを埋める為に早く抱きしめてほしい、じゃないとまた取られてしまう
という様々な思いと葛藤。
でも圧倒的に、この悲しみから抜け出したいという気持ちが大きかったのです。

手術前も手術後も思っています。
手術をしたからといって、恐怖心が消えるわけではない。
痛みの原因となる膜は切除しても痛みが消えるわけではない、と。

わかってます。
手術したってできるようになるとは限らないことぐらい。
どーせ気休め程度で、結局できないままな気がします。
もう セックス=痛い が頭と身体で覚え切ってしまっているから。
前世でレイプでもされて殺されたのかなって思うぐらいの恐怖心。笑

わかってる、ちゃんとわかってる。

わかった上で、それでもどうしても受けないといけないと思考回路がそうさせていたんだ。



明日は手術だ、今日はぐっすり寝よう。


特に何も準備することはなく普段通り夜更かしをして、普段通り疲れ切った身体で死ぬように寝ました。