37冊目 大家さんと僕 | アラフィフですが

アラフィフですが

常に見た目年齢マイナス5歳を目標としています(笑)
本が好きです。
37歳で夫を亡くし.50歳で乳がんが見つかりました。
でも、これから夢も希望も楽しみもたくさんあります。

読みたいなぁ…とは思っていた。

だけど、漫画って一瞬で読み終わっちゃうからなぁ…1080円ね〜。
なんなら立ち読みで終わるしなぁ…
図書館で借りられたらいいんだけど、すごい人気だなぁ…と。
そんなことをつぶやいていたら…。

帰宅したら家にありました!

次女が買ってくれたようです。
多分、先日の私の誕生日プレゼント(笑)
誕生日当日にはコンビニのシュークリーム。
そして数日後には1000円の漫画本。
成人過ぎた社会人がくれるプレゼントとは思えないが、まぁ、欲しかったものがもらえたので、とても嬉しい(笑)

で、やっぱり一瞬…30分くらいで読み終わっちゃった。

でもね。
本当に内容も絵もいいです。

力が入ってなくて。

本当にあったことを、ただそのまま描いているんだろうなぁ…と思うけど、矢部さんの優しさや思いがちゃんと伝わってくるし、大家さんのお上品さも思いも伝わってくる。

そして、ユーモアもたくさん。

やっぱり、出逢いって素敵だなぁと思わせてくれる。

矢部さんだから、この大家さんに出逢えたんだろうなぁって。

だって、この大家さんに出逢わなければ、この本はなかったわけで、手塚治虫文化賞なんて取れないわけで、なにより漫画家としての才能を発揮することもなかったかもしれない。

でも、大家さんにとっても矢部さんとの出逢いによって人生の楽しみが増えた。

それにね、87歳っていうと「誰かの力を借りる」「誰かのお世話になる」そんな立場になっていく年齢だけど、大家さんは矢部さんといることで、矢部さんの心配をしたり、矢部さんに色んなことを教えてあげたり。
そう!持ちつ持たれつの関係がちゃんと築けている。

テレビで見る矢部さんは、頼りなくてぼうっとしてて、打っても響かなくて、とても頭も良さそうにも見えない←失礼極まりない(笑)

けど、これを読むと矢部さんって、思慮深くて頭がいいんだなぁと感じる。
そして何より優しい。

矢部さんのためにも大家さんには長生きしていただきたいし、もっとたくさん続きが読みたい。

次は1080円なんて惜しみなく出せる!(笑)

先日、たまたま通った新潮社の外壁↓





大家さんと僕大家さんと僕
1,080円
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