オペラ研修所の修了公演『 コジ・ファン・トゥッテ 』@新国立劇場 中劇場
荒唐無稽な筋書きのコメディが モーツアルトの手によって美しいアンサンブルオペラに姿を変えてしまったのですねえ。どこを切り取っても美しい重唱のオンパレードで、暫し 俗世間の憂さを忘れます。
小学校で音楽を教えている私の長男が東京音大卒というご縁もあって、同大学のご出身であるソプラノの 大高レナさんに注目していましたが、魅力的なフィオルディリージを演じ、このオペラの最大の聴きどころである二重唱から六重唱までアンサンブルを美しく響かせていました。また、同じソプラノの冨永春菜さんは天性の明るい声の持ち主のようで、楽しく溌剌としたデスピーナがとても素敵でした。
モーツァルト晩年のオペラ・ブッファ「コジ・ファン・トゥッテ」( 姉妹それぞれの恋人が、姉妹の貞節を試そうと、男2人は変装し、姉の恋人が妹を、妹の恋人が姉を口説いたら、姉妹とも心変わりをしてしまったという物語 )は典型的な女性蔑視の作品のように思うのだが、女性はこのオペラをどう思っているのかな?
世間の評価は、「 女性をふしだらだと決めつけている 」と酷評する人がいる一方、「 いや、これは最高の女性賛歌だ 」と言う人まで評価は様々のようであるが、、、




