英国ロイヤルオペラ 『 フィガロの結婚 』
「 フィガロの結婚 」は 私がこれまでで最も多くの回数を観ているオペラだと思いますが、その中でも 今回の演出は フェルメールの絵画を思わせる照明を抑えた落ち着いた色調のステージで とても好感が持てました。
このオペラは何処を切り取っても魅力に溢れているのですが、今日のステージでも、重唱が延々20分間も続く奇蹟のような第2幕フィナーレ、かの リヒャルト・シュトラウス をして「 私にはこんな曲は作れない 」と言わせたという第3幕の裁判シーンの6重唱、映画『 アマデウス 』の中のサリエリが「 劇場内に" 赦し" の音楽が満ち溢れた 」 と評した第4幕のフィナーレ 、、、等々、 今日も唯々 息をするのも忘れて聴き入るのみでありました。
歌手陣の中では、気品ある歌声と抜群の歌唱力が際立った伯爵夫人役の フェデリカ・ロンバルディ が一押しでしょうか。その彼女が 先般のMET 「 ドン・ジョヴァンニ 」 でも ドンナ・アンナ を演じていたことを、カミさんに指摘されるまで 気が付きませんでした。観察眼 恐るべし!



