【歌唱力解説】Superflyさんの声量は赤ちゃんの本気泣きと名勝負! | 宇津雄一の『ボイトレ川柳』

宇津雄一の『ボイトレ川柳』

現役ボーカルインストラクター兼、現役シンガーソングライターのブログ

「日本人で歌が上手な歌手って誰ですか?」と、よく聞かれます。
本来は『全員上手ですよ!』
と言いたいところですが
最近では強くお勧めできる人も
少なくなってきました。

そんな中でも、
自信を持ってお答えできる人の筆頭。
Superflyさん。

声量、音程、リズム、言葉の発音。
どこを切り取っても間違いなく最高ランク。
この方の映像を見れば、
歌い方の基礎が身につくと言っても良い程。
そして、その中でも
圧倒的な凄さを持っているのは声量です!

153センチという小さな体から
出されているとは思えない迫力はまさに
赤ちゃんが本気で泣きじゃくる時の
一瞬の迷いもない目いっぱいの声そのもの!

大人はどうしても
「誰かにうるさいと思われないかな」
「喉に負担がかかっちゃってるかな」など
いろいろな気遣いや知識があることで
100%声を出すことに集中することが
難しくなってしまっていますが
赤ちゃんはことごとく真っ直ぐ!
気持ちに1点の曇りもありません。

Superflyさんの歌っている姿は
それとダブり、super純粋無垢な上に
自分の声がこの後どんな感じで出ていくのか
楽しみでしょうがないという域にまで
到達してしまっているようにすら見えます。

みなさんは最近
一つのことに没頭して
気づいたら何時間も経っていた…
なんてことがありますか?

歌うということが
そこまで楽しく興味深いものになれたとしたら
良い声というものは自然にあなたの身に
ついてくるものだったりするのかもしれません。