なんで実感がこんなにも無いんだろう!!??
これについてはこんな話がでてきて、あとで腑に落ちることになった。
「前提」って I 先生がよく使う言葉がある。
この「他人の脳を覗く変なおじさんの技術」の中で出てくる用語で一般的な「前提」とは使い方が異なる。
自分も最初はなかなか意味が分からなかったが、なんとなく分かるようになってきた。
そしたら気づいたことがある。
ある秋の晴れた日に遠くの神社に家族でお参りに出かけた。これは恒例で毎年楽しみにしている。
良い気分で車窓を眺めていると一面黄金色の水田地帯にさしかかり思わずその美しさに母親に声をかけた。
「ねえあれ見て見て!」
当然、美しい金色と実りの秋の光景に共感すると思いきや・・・
「うわ!あの田んぼ雑草だらけ、管理がなってないねぇ」と言う耳を疑うような言葉が返ってきた。
えっ~!?なんで?
そう言われて視点を変えてみれば確かに黄金色の中に黒っぽいイヌビエかなんかの雑草が所々生えている。
前提!?
そのとき I 先生の言っていた「前提」ってことばの使い方が分かった。
このように同じ風景を見ても人によって感じたり、言葉にしたり、行動したり、考えたりすることが違っている。
これはどこから来る物なのか?
人間は生まれ育った環境で独自の世界観を持つようになる。
ほとんど無意識のそれは価値観も解釈もまったく違っている。
このいつの間にか出来上がってる無意識な世界観があらゆる場面で」影響していることを「前提」と表現している。
※後に別のセラピストの方が使っていた「ビリーフ」って言葉も同じかなと思った。
とにかく常に感じていることがこの「前提」と言うフィルターを通している。
「人間は前提に支配されている」とも言っていたね。
生まれ育った環境や経験、親の持つ前提も強烈に受け継ぐ。だから I 先生はネガティブな前提は「負の遺産」とまで言っていたね。
家の家族の場合、親父は割とフレンドリーである程度社交的だったが、お袋は劣等感が強く人見知りで視野が狭い。
前提を親から受け継ぐときは母方のものをよく受け継ぐらしいから自分もネガティブな前提を強く持っていた。
それは無意識だからある事柄に対して「なぜ自分がそう考えるのか?」なんて考えもしないし疑問にも思わないだろう、、ふつう。
だから職場の人間関係を日々ネガティブに捉えてネガティブな解釈、感じ方、考え方、行動をとっていったから身体に影響を与えてしまったのだ(超強力)どれだけネガティブだかわかるよね。
自分の場合、前提はネガティブだからネガティブな事柄には反応して(病気の原因はすんなり腑に落ちた)でもポジティブな事柄(病気が治った)には反応しにくかったのだ。
これは意識しだすとかなり弱まる。意識的にポジティブな前提にもある程度はしていける(これは悟りと関係あるから後ほど書きます。)
この前提は生活の中でいつの間にか当たり前になっていることだから
まったく疑っていない。
それはどういう事かとふと考えてみたら「これって強力だから信念だよな」と気づいた。
これはあるセラピストの方のブログで質問したら「そうです、セラピーで心の中を覗くと正に信念ワールドですよ」と言ってた。
無意識で強力な信念・・・
最初、前提って?って考えたときにふと浮かんだのは「ネガティブとポジティブがある」「制限や縛り」「導きや示し」だった。
このように前提によって人生は違ってくるので願望達成が早いスピの先生に対して願望達成したいけど全然ダメな受講生の違いも解明したら面白そうということになり
自分たちもなんとなく前提が分かったような雰囲気になり・・・そしたら I 先生がお題を出して
スピの先生の今まで生きてきたうえでの「前提」はどんなだろう?と
次回は「スピの先生の前提を探る」の巻です。
つづく
