スキンダイビングゴミ回収プロジェクト

プロジェクトというと何だかすごいことをやるようで

中島みゆきさんの「教えーてよ~おー地上の星をーーー♪」

と壮大なテーマがかかってきそうだが

何のことはないゴミ拾いです。

お客さんがいなくダイビングに実際に行かない時

身体がなまらないように、いつでも準備万端な状態でいわれるように

自分自身の体力、精神力作り、イメージトレーニングのために

水泳、スキンダイビング、フィンスイミングを複合させたトレーニングを行っている。

これをトレーニングとしてマークにも毎日やらせているのだが、今日ふと思いついて、日頃のトレーニングの成果を見るのについでだから水中のゴミ拾いをさせた。

なかなかたくさんゴミは落ちているもので、フィリピンや沖縄などの綺麗な海が身近にある国の現地の人は何故かこの海を守っていくとか、きれいにしていくとかそういう意識が低く、ゴミを平気でポイポイ海に捨ててしまう。

この状態を18歳の現地の若者にこうやって苦労させてゴミを拾わせ、体験させて自分がこれから関わっていくこの綺麗な海を後世にまで残していけるように

どうすれば良いのか? こうやってせめてゴミを拾っていることの意味のようなものを考えて欲しかった。

自分自らが関わり現状を見る、そこで何かを感じ行動に移す

いくら外国人がそれはダメだとか、環境保全だとか維持だとか言っても

現地の人間が自ら感じ、考え、動かないと意味がない

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トレーニングの一環としてでも毎日ゴミを拾い続けたら、ビニール袋が水面に浮いていたり、水底に横たわる無数のカラフルなお菓子の袋などで

汚かった海が綺麗に見えるかもしれない、もしかしたらそれに地元の子供たちが気づいて、そういう状態が当たり前に思い、ゴミが落ちていること、捨ててしまうことが不自然なこと、気持ちの悪いことに思えてくるかもしれない。

せめて日頃から関わっている海、その環境にお邪魔させてもらっている人間としてゴミぐらいは拾い、気持ちの良い環境にするくらいのことはできる

それを義務や、やらなくちゃいけない!と力んでやるのではなく、

トレーニングの一環としてついでにやらせてもらう。

実際に水底に沈んでいるゴミを潜って拾い上げるので、何回も続けていると

スキンダイビングのスキルが上達していくし、息が長く止められるようになってくる。

そして、一息で何個ものゴミを一度に取ろうとしたり欲が出て来てだんだん

面白くなってくる。

たくさんゴミが取れると理由や動機はどうあれ嬉しく、楽しくなってくる。

18歳の少年は夢中になりゴミを拾い続けた

途中拾った大きなバックのようなものにゴミがパンパンになるまで詰め込まれた。

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とりあえずやれることはまずやってみよう!

やっている本人も何かに気が付くかもしれないし、それを見ている人たちの

意識が変わってくるかもしれない。

フィリピンの未来はフィリピンの人の手で切り開いていかなければ