6章、見れば見るほどオマージュに気づいて

わぁぁぁってなるけど、

原作を知っていれば

より楽しめるのは間違いないんだけど、　

それがなくても

単体でめちゃくちゃ面白いストーリーなの

本当にすごい。

始祖の代から受け継がれた、

死者の国の番人を担うためだけに活かせる魔法

呪われた血を持って生まれたイデア氏

自分のやりたいことを考えたりだとか、

夢を持つことすらなく

学校を卒業したら進む道、

やるべき仕事を決められていて

子どもの頃から当たり前にそれを受け入れていて。

弟のオルトはイデア氏が作った

自立型AI搭載のヒューマノイドで、

思考も行動もロボット的で、

プログラミングされているものであるはずなのに

ずっと一番近くでイデア氏を見てきて、

兄さんのためにできることって何だろうって

考えるようになっていくのが

もうロボットじゃなくて

愛を持った人間になっていくみたいで

あああ書いてて泣きそう( ; ᵕ ; )笑

イデア氏が、どうせ自分は、とか

将来なんて自分には関係ない、とか

友達なんて作ったって記憶が消えてしまえば、とか

悲しそうに言うたびに、

兄のために未来を変えたいって気持ちが強くなって

ムシューの

「やれるだけのことはやったって言いたい」

ヴィル先輩の

「ゼロをゼロのままにしない」って言葉を聞いて

小さな小さなきっかけの積み重ねで、

自分の意思が生まれて、

アクションを起こそうとするんだよなぁ

その方向性は間違ってるんだけど、

全部、兄のためにっていう純粋な気持ちが

全ての原動力になっているのが

切なくてつらい

オルトは兄さんに、ただ縛られずに

やりたいことをやってほしいと　

思ってたんだろうなぁ

。・゜・(ノД`)・゜・。

そしてイデア氏がハデス様のごとく

周りに喧嘩売りまくり煽りまくりな話し方を

貫いてるのに、

オルトには終始ずっと優しいの無理

泣きそうな声の「兄ちゃんにまかせとけ」

むり_:(´ཀ`」 ∠):ｺﾞﾌｯ

ヴィランの学校なだけあって、

友達の集まり、とは言えない面々で

顔を合わせればいがみ合っていたのに、

同じ目的を持って進んでいく中で

力を合わせて闘って

だんだんと息が合っていく、

みたいなのもすごく好きだし

特に6章は、白雪姫の女王モデル

ヴィル先輩の魅力がとどまるところを知らなかった

毎回、前の章でオバブロした寮が中心になって

主人公の助けに入ってくれるパターンで進むんだけど

5章で語られていた、

ヴィル先輩が悪役をあてられることで

手に入れたくても手に入れられなかった

最後までステージに立てる「ヒーロー」のポジション

闘いの最後で、

冥府に近付きすぎると生気を吸われて

老いてしまうことが分かっていたのに、

女王の象徴である美しさを投げうってでも

冥府に取り込まれそうになっている

イデア氏やグリムに手を差し伸べることで、

自らヒーローのポジションを掴み

最後までステージに立つことが

やっと叶ったんだなと思うと本当に感慨深い

「若さが美しさだ」と思っていることが嫌だ、

っていうその考えとか、

あの場で一人飛び出せるその心意気が

まさに「誰よりも美しい」だよ…( ; ᵕ ; )ﾎﾞｰﾃ…

これはいつのまにか大変仲良しになっていた2年生組

ここまで本当に一度も課金することなく、

SSRのカードも大して持ってなくて

強化もできてないカードが大半だったから、

タイタンには本当になかなか勝てなくて

でも絶対イージーモードにはしたくなくて

必死でレベル上げした～多分20回くらい闘った

ボス戦に入ってからはあんまり苦労しなかったけど

3回もボス戦があったのは多分初めてで、

タイタンとの闘いも含めるとかなりの戦闘数で

やっっっと闘いが終わった…

っていう疲労感が、なんか良かった（っ ‘ ᵕ ‘ ｃ）

あと少しだったのに、だめだったって言いながら

冥府に落ちていってしまうオルトも、

弟を一人にしないために

一緒に落ちていこうとするイデア氏も、

何とか助け出そうとして飛び出したヴィル先輩も

皆自分じゃない誰かのために動いてて

本当に皆ヴィランなの？って泣けるし

ここで？！ってタイミングで

おなじみの過去回想シーンに入って、

イデアとオルトの幼少期回想で

はい泣きますﾄﾞﾊﾞｰという感じでした

普通の子どもなら一度は聞かれる

「大人になったら何になりたい？」

イデア氏は誰にも聞かれたことがなくて

幼少期のイデアとオルトが

仲良くゲームしてるところとか

小さいころから仲良かったんだな、

ゲーム大好きだったんだな、

将来の道を決められている自分と比べて

比較的自由な弟に対して、

妬みや嫉みの感情を持たずに

大事に大事にしているお兄ちゃん優しいな、

って思ったり

お兄ちゃんにめちゃくちゃ懐いてて、

お兄ちゃんと冒険に行きたい、

外の世界に行きたいっていうオルトと

兄ちゃんにまかせとけ、っていうイデアの

純粋なふたりの願いにつらくて涙が止まらなくなる

弟の「行きたい」を叶えてあげたくてとった行動で

まさか弟を失うことになるなんて

思ってもみなかった地獄だし

ここはプレイした人なら

100共感してくれると思うんだけど、、

イデアが2年間引きこもって、

ヒューマノイドのオルトを作って、

ブンバダブンブンブン！って喜びながら

完成品を持ち出して、研究員に見せたりして

やったー！って笑い声が、だんだん涙声になるところ

オルトを作ったことで、

オルトがもういないことを

再度自覚してしまったみたいに見えて、

目からも鼻からも水がでてだめになる

前頭前野が活発化して自律神経が乱れまくる

普通の家に生まれてたらって

友達の家でゲームして、将来の夢を語り合って、

ヒーローにだってなれたかもしれない

皆と同じになりたかっただけなのにって

大事な家族を失って、

そう思わずにはいられなかっただろうし

回想のあとの、ここ

もうしゃくり上げて泣いた

ここでゴーザディスタンス絡めてくるの天才か？

ヘラクレスがゼロからヒーローになるために、

長い旅に出るときの曲

遠くても絶対にたどり着ける、ずっと一緒にいるから

まだこっちにはきちゃだめ、

諦めないでって笑顔でいうオルトがもう

健気すぎてもう

え？これヴィランズの話ですよね…？っていう

そしてグリムも助かる( ; ᵕ ; )

息をしてないグリ坊の背中をビンタしまくって、

やっと目を覚ますところ

泣きながら名前呼んでくるところ

5章の最後に凶暴化して

引っ掻いて怪我させたことを謝ってくるところ

無事に学園に戻れて、

エースデュースと再会していつもの3バカになって

わちゃわちゃしながら悪態つきつつ

嬉しくて泣いてるところ

しっかり私ももらい泣きしました

本当グリ坊うちに来てくれないかな…

イデア氏は意識を取り戻して、

「いつかまたね」って

小さい声でオルトとお別れして

気持ちの折り合いはついた、

みたいな顔してるんだけど

最後、オルトのメモリーカードが見つかって

オルトをよみがえらせることができて、

(ベイマックスっぽいオマージュ、最高)

オルトの目が開いて

おはようって言うところで( ; ᵕ ; )( ; ᵕ ; )( ; ᵕ ; )

でも、イデア氏から

闘いで受けた攻撃のせいで

修復不可能なバグができててって説明が入って

(せっかく復活できたのになんで、、って下がる）

魔導回路の不具合で

外部からの干渉を受け付けなくなり、

自身の学習以外で成長できなくなったって

(…え…？それって…)

これからは世界中の誰にも、

オルトの記憶や思考を

プログラミングされることはなくなった、って

(…それはもはや人間じゃん…！ぶち上げ)

テンションの高低差で酔いそうだよ( ᷇࿀ ᷆ )

つまりそれは心が宿った、ということで、、

イデア氏が、

だから弟という立場に縛られずに、

君は自由に生きて良いよってオルトに伝えるんだけど

そんなん…そんなん……！って思ってたら

号　泣

もうやばい。ここ本当やばい。(語彙力がログアウト)

ふたりとも、相手のこと大事に思ってる気持ちが

ビシビシ伝わってきてほんとに

ほんとにこの兄弟ほんとに～～～

泣かせてくる〜～(ボス戦終わりからずっと泣いてる)

そしてラスト

みんな学園に戻り、主人公の寮に集まって

据え置きのゲームをテレビにつないで、

トーナメント表作って対戦して、

お菓子あけてジュース飲んでわいわいして

イデア氏やオルトが夢だった「普通」を

純粋にみんなで楽しんで笑っているのが

もう言葉にできないくらい良かった。

オルトが喜んでるのがもう

イデア氏が嬉しそうなのがもう

ムシューの言う通り、

これは兄弟愛が起こした奇跡。

はい、まじでいい話でした。完

イヤーーー

原作との絡め方が本当に良かった。

ディズニー好きにはたまらない、

でもたぶん知らなくても相当面白いんじゃないかなぁ

ディズニー贔屓入ってるかなぁ

今、7章が絶賛更新中で、

まだ完結していないらしいんだけど

どのくらいで完結するんだろ？

やりたいけど途中で止まっちゃうことを考えると

やり始めるのは最後までリリースされてからかな～～

グリ坊の伏線回収されていないのが気になる

今まで毎章食べてきたブロットの黒い石とか、

蓄積量についても結局解決してないし

なんらかの強烈な魔術がかけられた

痕跡があるってのも気になる

誰が何のために

かなり古くて複雑な魔法を重ね掛けしてるのか…

7章で分かるのかな…

結論：これ全部無料なのスゲーナスゴイデス

(ソシャゲは課金しないっていう謎の誓いを立てている)

でもなんか

こんな素晴らしい作品、

お金払わせてくださいって気持ちに

なってきているもはや(やばい)

今回トータル7,000字も書いてるんだけど( ᷇࿀ ᷆ )ひくわぁ

死者の国の終曲