沙羅SIDE
ゴンっ・・・
頭に鈍い音を感じて目を開くと車の窓ガラスに頭をぶつけていた
どうやら自分は寝てたみたい・・・
隣の運転席を見ると、右手でハンドルを握って
左手の人差し指で私の頬をつついてる
「・・・寝ちゃってたんだ・・・」
ぼそっと私が呟く
決していい夢ではなかったかも・・・
「ようやく起きた おせぇ~よ なんかスヤスヤ寝ちゃって子供みたいに」
愚痴っぽく言ってるけど顔は笑ってる
そっちこそ子供みたいなのに
「あっ・・・ここどこ?翔くん・・・どこ行くつもり?」
突っついてた指をどかしながら言う
「ん~?お前寝てたからなぁ~着くまで寝ててくれればよかったのに」
でも、大体走ってる道でどこに行くかはわかる気がする
完璧に走ってるのはシーサイドラインだもん
「ほんと気が向けばどこまででも行くよね」
「今日は特別なの今日は・・・」