こんにちは!このサイトを訪れて下さりありがとうございます
今まで、チャイルドライフスペシャリストになるためにはどうしたらいいのかという記事をいくつか書いてきたのですが、その中で「インターンシップをするためには・・・」ということを何度か書いていました。そこで、この記事では、1.インターンシップとは何なのか、2.インターンシップをするために必要なこと の2つについて書いていきたいと思います
●インターンシップって何?
チャイルドライフスペシャリストの資格試験を受験するためには3つの基準があります(詳しくはこちら)。1.学位 2.特定の10クラス 3.臨床経験です。この臨床経験にあたるのがインターンシップとなります。Association of Child Life Professionals (ACLP)は認定チャイルドライフスペシャリスト(CCLS)の指導の元で600時間以上のインターンシップを完了しなくてはいけないと定めています
インターンシップは8時間/日×週5日×約4ヶ月のプログラムになっていて、Summer, Fall, Springの3学期で行われています。CLSになるための最終仕上げのようなものなので、初めはCLSの見学から始まりますその後、実際にCLSと同じように子ども達と関わったり、看護師や医師など他の医療者と話し合ったりしながら子どもたちをサポートしていきます。カルテを書いたりもしますし、普通にCLSとして働くのと同じような経験をすることが出来ますその中で、実際にCLSとして働くために必要な知識や技術を身に着けていきます。インターンシップは学習の場なので課題もたくさんあります実際の私のインターンシップの経験についてはまた別の記事で書きたいと思っています!!
インターンシップはそれ自体もボリュームがありますが、私が今までの記事で「インターンシップをするためには・・・」と何度も書いてきたのは、そもそもインターンシップをすること自体が大変だからですその理由は・・・
1.インターンシップは北米でするのが基本!
残念ながら現在、日本ではインターンシップを出来る病院はありませんそのため、北米、主にアメリカの病院でインターンシップをする必要があります。当然、アメリカの病院でインターンシップをするにはそれ相応の英語力が必要ですし、4か月間アメリカに住むためにビザや住居、資金(インターンシップは基本的には無給です)も必要です。
2.競争率がすごい!
インターンシップは基本的にインターンシップをしたい病院に自ら応募して、採用されればインターンシップ出来るという形になっています。なので、大学院にいけば誰でもインターンシップを出来るというわけではありません。そして、その倍率が病院にはよりますが、30~50倍程度ととっても高いんです
そもそもCLSはアメリカの資格ですが、まだまだ新しいフィールドです。そのため、日本と比較すると桁違いではありますが、アメリカであってもCLSがいる病院はそれほど多いわけではありません。また、インターンシップは病院にもよりますが、各病院1~3人程度のインターンしか受け入れていません。それに対してチャイルドライフの学生は大勢います。当然倍率は高くなるという訳です。この競争を乗り切るために、インターンシップの応募に当たって色々と準備が必要です
●インターンシップをするために必要なことは?
インターンシップには誰でも応募できるわけではありません。病院によって多少の違いがありますが、条件がいつくかあります。基本的なものについて書いていきます。
1.Affiliated with college or university
大学と病院が「インターンシップ中の生徒の責任は大学が持ちます」といったような契約が結ばれているということですこれは、大学のプログラムにチャイルドライフインターンシップのクラスがあるかどうかということです。全ての病院がこれを必須項目としているわけではないのですが、必須のところも多いです。大学を卒業してしまっていたり、インターンシップのクラスがない大学の場合は、病院の選択肢が狭くなってしまいます。その場合、インターンシップのクラスだけオンラインのものを受講するということも可能です
2. Child Life related experiences
チャイルドライフに関連するエリアでこどもと関わった経験が求められます。これには3つの種類があります。
- 病院でのチャイルドライフプログラムの経験
- チャイルドライフボランティア
- チャイルドライフプラクティカム
- ストレスフルな状況にいる子どもと関わる経験
- グリーフキャンプ
- 糖尿病キャンプなど慢性期疾患の子どもとの関わり
- 特別支援学級などのボランティア、仕事
- ホスピスでのボランティア、仕事
- 健康な子どもと関わる経験
- 保育園や幼稚園でのボランティア、仕事
- ベビーシッター
- その他子どもと関わる仕事(塾講師、ボーイスカウトの引率など)
どの経験がどれくらいの時間求められるかは病院によって様々です。それぞれ100時間ずつ求められる病院もあれば、チャイルドライフプログラムの経験を200時間のみ求められる病院もあります
3.チャイルドライフに関するクラス
ACLPが定める10個の特定のクラスの完了をインターンシップ開始、もしくは応募時点で求められる場合がほとんどです。病院によっては、これらのクラスのGPAが3.0以上という成績も求められることがあります
4.チャイルドライフプラクティカム
これは必須の病院、強く勧めると記載している病院、特に必要のない病院があります。「強く勧める」=必須だと考えて大丈夫だと思います。病院によって求められる時間数もバラバラですが、大体の病院が100~120時間のプラクティカムが求められることが多いです。プラクティカムが必須と書いていない病院でも、プラクティカムをしていると優位になります
病院によって多少の違いがありますが、上記の4つの条件がインターンシップに応募するために必要となる場合が多いです。細かな応募についての方法などは、また別の記事で書く予定です。
まとめ
上記に書いたのは「必須項目」であり、インターンシップに応募するための最低基準です。それらを満たしている応募者の中から、30~50倍の競争を勝ち抜いてようやくインターンシップをすることが出来ます。簡単ではないことなので、インターンシップが獲得できずにCLSになることを諦めてしまう人も中にはいます。でも、その困難を乗り越えた先には、明るい未来が待っているはずです!!このブログでも、どんな風にインターンシップの応募過程を乗り切るのかについても情報を発信していきたいと思っています
文字ばかりで少し長くなってしまいましたが、今回の記事では。CLSになるための最終関門「インターンシップ」について少しだけ書いてみました。次の記事からは、実際に留学するにあたって必要なことなどを書いていきたいと思います!何か質問等がありましたら、コメントから気軽にメッセージしてください。最後まで読んでいただきありがとうございました
See you♡