『転生後は、ユミ・フラウ。年齢は18歳。廃村になったクレー村の出身。両親他界。クレー村の小さな魔法学校卒業したばかり。ギルド登録なし。身分証明書は用意しておくから大丈夫。まあ、これはこの世界に転生した場合みんなこの設定だから』

「わかった」

『シリー王国を中心に小さな村が点在。帝国、商業の街、大きな国なんかもあるし、それを中心にやはり小さな村が点在するよ。人間界、魔界、天界とわかれているけど、平和条約を結んでいるから基本は平和だよ。魔族、獣人族、魔獣、天使、悪魔、人間、精霊、魔物etc。王国近くの森に転生させるから、魔武器錬成と使い魔召喚してね。ボックスに魔法陣入れておくから』

「いたれりつくせりね」


ほんと問題ないように準備してくれるから助かる。
ここまで準備してくれる世界神なんて、ほかにいるのかしら?


『んー何人かはいるよ?こちらの都合で転生してもらうんだから、これくらいしないとね。余計なことで楽しめなかったら申し訳ないしね』

「私はいい世界神にあたったみたいね」

『そうかな?普通だと思うけどなあ。さて、時間はあまりないから話を続けるよ。魔法は基本属性全部に、創造、破壊、幻、時、空間、香、認識、重力。身体能力は上の下くらい。魔力の上限なし。ただし、自分で調整できるから。ギルド登録の時には魔力調整して登録すればいいよ。基本情報も転生時に入れておくから。困ったことがあれば、僕に連絡できる携帯で連絡すればいいよ。僕からも必要なことがあれば連絡するから』

「了解」


そろそろここにいるタイムリミットが近づいているみたいで、私の周りにキラキラとした光が飛んでいる。
それと同時に足元にはうっすらと魔法陣が展開している。


『必要なものは全部ボックスの中に入れておくから。最低限のお金もね。最後に、転生後は君の自由に生きればいいよ。使命なんかない。楽しい人生を』

「何から何までありがとう。楽しんでくる。叶えられなかった夢、叶えられるようにがんばるわ」

『うん。ではがんばってね』


手を振るルキシェと、頭を下げるミーチェとレインに手を振り返す。
はっきりと浮かび上がった魔法陣が光を放つと、3人の姿は消えて、同時に私の意識も徐々に薄れていった。