
読んでひと言。
惜しい...
【あらすじ】
火傷しちゃった妻Kが地下室に籠もっちゃって、旦那が必死こいて出て来て貰おうとする話。
【オススメポイント】
①妻Kのキャラクター
本名がアルファベットのKなんです、彼女。
いえ、戸籍上は漢字なんですが、父親の強い希望で本名はKな、ってことらしいです。
ちなみに、双子の妹もK...
なかなか面白いな
と私は思いました!
彼女はそれを淡々と受け入れているんですよ
機械的で理系頭脳の彼女...
そんな彼女が、火傷した顔を見られるのが嫌で地下室へ引き篭もって出て来なくなるのです。
面倒くせー女だな、と思ってたら...
この先はラストのネタバレなので書かないでおきます
②曖昧さ
どこまでが現実なのか、非現実なのかわからない...
ファンタジーなの
それとも主人公の頭の中の話なの
物語が進むにつれてファンタジー要素が強くなるわけですが、最後までそれが曖昧なままでした
【総評】
先の展開が気になって面白いし、文章も読みやすいのでどんどん読めました
妻Kがなぜそこまで顔を隠すのか気になりましたし。
タンゴや音楽表現が出て来るのでずっと『ブエノスアイレス午前零時』や『四日間の奇蹟』と頭の中で比較していましたが。
ちょっと記憶に関してとか、谷崎潤一郎に関してとか、引用といいますか説明がくどいなとは感じたのですが...
火野はうざかったですがw
でも、ラストあたりがね...
あの状態だと、真実をぼかした表現にしたかったはずなのに、読者に丸投げに見えてしまう...
そこまでは比較的丁寧に詰めていたのに勿体ないな、と
音楽の盛り上がりでカタルシスを期待してたのですが、それもなかったのが残念でした💦
次回作に期待です