順調にマタニティライフを送る私。

専門学校に行きながらバイトに奮闘するしょー。

ちなみにしょーの卒業後の就職先は1年生の時に決まっていた。

専門学校に通う自動車整備士はそんなものらしい。


日々大きくなるお腹、つわりが解消されてきて体調が良くなっていった。


2020年12月。

この時既に妊娠5ヶ月。

まだ双方の両親に伝えていなかった。

11月くらいからそろそろ頃合だと思いお互いに親に伝えようとしょーに話してはいたが、一向に進まなかった。


結婚しようと誓い合った自分の彼女が妊娠したことも親に話せないのか!意気地無しめ!

と少々しょーに不信感と苛立ちがあった。


痺れを切らした私は、両親にアポだけ取らせ、家に行き、自分から全部話した。

自分の両親を前にして、聞かれたことにまともに返答できないしょーを見てやはりまた苛立った。


「この人、頼れない。私がしっかりしないと。最悪この人を捨ててでも子どもを守らないと。」


依存するほど大好きなしょーを目の前にしてもそう思えたのはきっと親の自覚が芽生えたから。

お腹に宿った小さな命に毎日感謝しながら、たくさん話しかけながら一緒に成長できたと思う。



2021年4月。

産前休暇が始まり、出産が迫っていると再認識した。

予定日は5月25日。

1人目は遅れる傾向にあると母や親戚から言われ、鵜呑みにしていた。

私自身、予定日より12日遅れて産まれたらしい。

※長女です


この頃には性別も分かり、ベビー用の家具やチャイルドシート、洋服や少量のおむつの準備をして来る日を待った。