ゆいちゃこ

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楽しいことと劇団四季についての趣味ブログ( ¨̮ )

 

久しぶりに観劇の感想。

 

 

 

2023.12.16 ソワレ 日生劇場

 

 

ベートーヴェン:井上芳雄

  トニ   :花總まり

 カスパール :小野田龍之介

ベッティーナ :木下晴香

パブティスト :渡辺大輔

 ヨハンナ  :実咲凛音

フェルディナント:吉野圭吾

 フランツ  :坂元健児

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりに微妙なミュージカルに出会ってしまった、、、

 

この上ないほど豪華なキャスト陣に、なによりクンツェ&リーヴァイの新作!

ということで、正直期待しすぎていた部分もあるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

音楽家が題材の代表的なミュージカルといえば「モーツァルト!」だけど、私はそれが大好きで。

 

 

曲も構成もキャッチ―で分かりやすく、でもしっかり明るいシーンと暗いシーンの対比があって見ていてモーツァルトの人生に吸い込まれる。

 

何よりも曲がいい。

モーツァルト「僕こそ音楽」「影を逃れて」

コンスタンツェ「ダンスはやめられない」

ヴァルトシュテッテン男爵夫人「星から降る金」

 

豪華なキャストに見合う素敵な楽曲。

 

 

 

そして衣装もきらびやかでモーツァルトの服も特徴的でいいし、子役の使い方もうまく構成も絶品。

 

 

 

 

そんなベートーヴェンを想像していたんだけど😢

 

 

 

 

 

 

 

まず、あれだけ豪華なキャストをそろえておいて活かしきれるナンバーがほぼない。

 

ベートーヴェンの楽曲に合わせて歌うのはいいけどなんだか民謡みたいでミュージカルに馴染まない。

 

 

 

 

 

 

衣装も好きじゃなかった。

 

当時の貴族を描く作品はもっときらびやかなものが多いけれど、女性の衣装が、、、

全部同じ形なんだけどとっても変だし安っぽい。

 

見たらわかると思う。

 

 

 

 

 

そしてストーリー・構成も雑というか気持ちの変動が起こる大切なシーンが足りず、どんどん進んでいくストーリーにこちらはついていけない。

 

「いつのまに恋仲に?!」

「いつ別れを決めた?!」

 

などと置いてけぼりになる。

 

 

恋愛がメインテーマの構成なのにね、、、。

(個人的にはもっと音楽家としての苦悩を描いてほしかった)

 

 

 

 

 

 

 

花總まり渾身の演技と涙も、まったく心に響かない、、、

 

 

 

 

どんなにいいキャストが迫真の演技や歌唱を披露しても、

構成がよくないとこうも心は動かないんだな、、、

 

 

 

 

 

 

ぶっちゃけ、1幕は寝そうになりました。

 

 

 

舞台装置も簡素で衣装も簡素、構成も甘く、見せ場が特にない1幕は眠くもなるよなと、、、

まだ2幕のほうがおもしろかったし曲も聞きごたえありました。

 

 

 

 

 

 

 

本当は今週末、もう1公演分のチケットをもっていたけれど

手放してしまいました。これ、人生で初めて。

 

再演しても見ないと思います。

 

 

 

 

う~~ん。。本当に残念。チケットも高いのに~。

 

 

 

 

 

 

この前見たルパンが素敵すぎて、曲も構成も装置も衣装もキャストも

何の非の打ちどころもない、何回でも見たい!!というミュージカルに出会ってしまったから、、、

 

余計に対比で気になるのかもしれないですね。

 

 

 

 

 

そういえばカーテンコールはとても盛り上がってました。

不思議だったなあ。。。

 

こんなに立ち上がりたくないカーテンコールは初めてだったけど、

みんな完成まで上げて大盛り上がり。

 

 

 

あれは井上芳雄の人徳でしょうか、、、、

 

 

 

 

これ、今回は私みたいな感じで興味を持つ人がチケットを買ってすぐ売り切れて人気感出るかもしれないけど

近いうちに再演するならチケットの売れ行きはみこめないんじゃないかな~。

 

 

 

 

ミュージカルは本当に大好きなのでここまで酷評書いたのは初めてですが、

まだ開幕したばかりで感想を書いている人が少なく、少しでも参考になるようにと書きました。

 

 

一個人の意見ですので、不愉快に思う方がいたら申し訳ないです🙇

 

 

 

 

 

(世界初演の韓国でもかなり賛否別れたみたいですね、そこを改善してから日本でも上演してほしいものです)