どのくらい時間が経ったのかわからない



汚い毛布に包まり、有るのはトイレの穴とトイレットペーパーのみの部屋



警察官が来て

「朝一で市役所の人が来るから」

と告げた




まだ朝なんだ…




しばらくして

保健師、子ども家庭センターの人が来た

前の入院のときに来た人だった

心細かったのもあって知った顔を見てまた泣いた



状況を説明


「お水飲んでる?」と聞かれた


そういえば何も飲んでない…

そんなふうに気遣われることもないこの部屋

罰だから…


保健師さんたちはまた来るからと帰って行った



またひとりになって泣いた




そうだ…

お水



ドアに向かって呼ぶ

「お水ください」

「お水ください」

何度も声を出す


集音器あるんでしょ?


小窓から人が見えた

「お水ください」


「こっわ」

と言われた…


そんな扱いなんだ…今のわたし



何度も呼んだ

「お水ください」



やっと気付いてもらえて

例の怖い警察官がお水を持ってきた

紙コップの水道水


「飲んだらここに置くこと、丸めて捨てたりしたらダメです。わかりましたか?」


そんな忠告いる?


ゴクゴクゴクゴク

「昨日の夜から何も飲んでなかったから美味しい」

普通の感想だった



警察官「お酒飲んでたけどね」



え?なんの嫌味?

お酒は水分にならんやろ?


本当にこの人人間的にキライ



また何もない部屋で毛布に包まって泣いた…



チャイムが聞こえる

夕方?


保健師さんたちは来ないのかな?




続く